【コラボと言うより無茶振り企画】「わがまま」から始まったTULALAとのコラボロッドについて
いやあ〜、エクストリーム社(TULALAブランド)代表の小川健太郎(オガケン)氏は実に柔軟というか、ノリが良いというか、やる事が早いというか…(笑)
何の話かというと、今取り組んでいるロッドの話なのです。

レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
ツララGlissandoシリーズ
実は僕はツララのGlissandoシリーズの愛好者なのです。
特に「ナンデモ・スピニング」が謳い文句のGlissando77と同72が気に入っていまして、ライトゲームロッドではパワー的にちょいキビシイ場面やら、ちょいデカ目のターゲットを釣る際に使っていたのですが、このシリーズはすべてワンピース仕様なのです。
したがって使うのは車で行けるポイントがメインで、飛行機を利用する遠征時にはさすがに不便。なので、かねがね「コレの2〜3ピースモデルが有ったらな〜」と思っていたのですが、昨年オガケン君と釣りに行く話をしていたときにソレをふと思い出して、作ってくれないかと持ちかけたのですよ。
もちろん、この時点では僕が使う一点物のつもりで。
そうしたらなんとまあ即決で「いいっすよ〜」とww。しかも、どうせ作るのなら他にも欲しい方が必ず居るはずなので、レオンさんの所で希望者募って欲しい人に喜んで貰いましょうよ、と言う話にまで発展。
ということですぐに企画会議が始まり、77と72のニュアンス及びコンセプトを堅持することを目標に、2ピースと3ピース及び通常ガイドとストローガイドを搭載したモデルなどの製作に突入。
両プロトを経て現在は2ピース+ストローセッティングという結論に落ち着き、微細なストローセッティング調整に取組中です。
ストローセッティングについて
「ストローセッティング」が何なのかお分かりで無い方も多いと思うのですが、簡単に言えばスピニングリールから螺旋状に放出されるラインをエントランスガイド及びバットガイドで一気に絞り込んで終息させ、ソコから先は多点小径ガイドでラインがまるでストローの中を通るがごとく暴れずに一直線に出ていくよう工夫されたものです。
僕は2年前にオガケン君と石垣島へ遊びに行った際に投げさせて貰い、見た目と裏腹なその驚くほどの抜けの良さと飛距離にいたく感動したのでした。
ただし、このストローは聞けば訊くほど、観れば観るほどセッティングが大変。詳細はまたの機会に発表しますが、ひとまずリンクの説明動画(INX.tv一釣一是から切り出し)をご覧頂ください。
コレはタイプの違うガイドを複合的に使用し、フットの手曲げや逆付けなどの工夫でラインの暴れを極限まで押さえ込み、抜けの良さと目を見張る飛距離を実現させる、まさに「職人技」「ハンドメイド」が光るスペシャリティーなシステムなのですよ。
6月頭からオーダー開始予定
と言う事でこの二本にはKonbeというサブネームと、Strawsettingの証であるロゴが入れられ、カラーは僕好みの、「デイゲームで釣れたクロメバルの背中が日の光を浴び透明感を伴って青緑色に輝く」というブルーバックをイメージしたカラーリングが施されます。
ただし、先述したように釣具店など一般流通を通じて販売される物では無く、WebショップFish.IN会員限定で6月頭からオーダー予約販売(注文生産)を開始する予定ですので、欲しい方、気になる方はあらためてフィッシュインをチェックしてみて下さいな。
「フィッシュイン」はこちら
価格はガイドタイプと個数に左右されるのでまだ未定ですが、5万円チョイチョイ位で何とかならないかと頑張っております^^