今回ピックアップするのは天龍の「ルナキア」。
アジングやメバリングといった繊細性が求められるライトゲーム用ロッドです。
「ルナキア」のコンセプトは「感性に響くライトゲームロッド」、ベイエリアでの1g以下の超フィネススタイルからロックショアでのアグレッシブなスタイルまで、様々なライトゲームに対応したロッドになります。
展開機種は5種類。
・超フィネスゲーム向けショートモデルLK582S-LS:ソリッドティップモデル
・掛け重視のフィネスモデル LK632S-LMLS:ソリッドティップモデル
・リアクション特化型モデルLK6102S-MLT:マグナフレックス(チューブラ)モデル
・パワー重視フィネスモデルLK752S-MMHT:マグナフレックス(チューブラ)モデル
・遠投&パワー重視フィネスモデルLK822S-HT:マグナフレックス(チューブラ)モデル
全機種バット部にC・N・T(カーボンナノチューブ)素材を採用、チタンフレーム、SiCリング、Kガイド仕様となっています。
天龍を代表するテクノロジーC・N・T(カーボンナノチューブ)。
カーボン繊維と繊維自体を繋ぎとめるレジン(樹脂)との間に、アルミニウムより軽く鋼鉄より強い超微細なマテリアルを入れ込むことでブランクのネバリ強度を上げるというテクノロジー。
天龍のフラッグシップモデルを筆頭に多くのロッドに取り入れられている独自の技術です。
前述したようにC・N・Tはルナキアの全機種に採用されています。
ロッドのネバリ強度を上げると同時にブランクの軽量化もはかれるので、感度・繊細性が求められるライトゲームとの相性も抜群です。
また尺メバルクラスとのファイトでもしっかりと浮き上がらせるトルク力も備えているので、細身ながらも想像以上のパワーを発揮してくれます!
ソリッドティップモデルの2機種のスペック
ソリッドティップが採用されているLK582S-LS 、LK632S-LMLSの2機種はどちらもフィネスに特化した性能のロッド。
LK582S-LSは1g未満のリグも繊細に感じることができる超フィネスゲーム向けショートモデルであり、もう一つのLK632S-LMLSは僅かなアタリを逃さない繊細なティップとフッキングレスポンスに優れたハリの強いべリーとバットが特徴の掛け重視のフィネスモデルとなります。
ともにフィネスモデルでありながら、ロッドの性格はそれぞれ異なり、繊細なゲームを追求するならLK582S-LS、わずかなアタリも掛けにいくゲーム性を求めるならLK582S-LSとなっています。
対応リグもLK582S-LSは1g未満のジグヘッド単体から、2g程までのスプリットショットリグに対し、LK632S-LMLSは1g程のジグヘッド単体での操作から、3g程までのスプリットショットやライトキャロに対応しています。
また、ロッドのアクションに関しては共通で、操作時は超ファーストアクションに感じ、負荷を掛ける毎に徐々にスローアクションに可変していきます。
ガイドに関しても軽量化を狙ってバット部にはATガイドを採用しています。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK582S-LS | 1.72[5’8″] | 2 | EXF | 89 | MAX2 | MAX2.5 | MAX0.3 | 145 | 0.8 | 52 | 94/6 | ¥35,000 |
LK632S-LMLS | 1.90[6’3″] | 2 | EXF | 98 | MAX3 | MAX3 | MAX0.3 | 165 | 0.8 | 58 | 94/6 | ¥36,000 |
マグナフレックス(チューブラ)モデル採用の3機種
このLK6102S-MLT , LK752S-MMHT , LK822S-HTの3機種はマグナフレックス(チューブラ)が採用されています。
マグナフレックス(チューブラ)とは低弾性・中弾性・高弾性など、それぞれ弾性率の違う素材をセクションごとに使用しチューブラー状に加工する製法で、ティップには低弾性、ベリーには中弾性、バットには高弾性など、特性を活かしたブランクに仕上げることが可能です。
ルナキアの全機種のなかでも特に異彩を放つモデルが LK6102S-MLT。
リアクション特化型モデルであり、近年注目を集めるワインドやメタルジグを使用したデイゲームに寄せた性能となっています。
デイゲームでは反射的に口を使わせることベースにしているため、トゥイッチやジャークといった素早いアクションが有効で、チューブラの特性であるティップの反発が強く活かされています。
やや強めのパワーに設計され、PEラインにも対応したKガイドを採用。
ライトゲームをベースにしていることもあり、用途は非常に広く、リグに関しても1~2gのワインドや3g程のメタルジグやメタルバイブとミノー等のプラグ類、ハゼクラにも使える性能となっています。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK6102S-MLT | 2.08[6’10”] | 2 | RF | 107 | MAX5 | MAX4 | MAX0.4 | 215 | 1.2 | 61 | 94/6 | ¥36,500 |
マグナフレックス(チューブラ)採用の3機種のなかでも近い才能なのがLK752S-MMHT・ LK822S-HTの2機種。
パワー重視フィネスモデルで、LK752S-MMHTに関してはメバルロッドから開発がスタートし、ライトリグ、キャロやフロートリグの遠投、小型プラグ類全般に対応したロッドとなっています。
ライトリグを扱える繊細さとフッキング後に藻場や岩礁など潜らせないパワーを両立させたモデルとなっています。
一方のLK822S-HTは大型メバルや他魚種への対応も考えたスペックで、アジ・メバルロッドとエギングロッドの中間のパワーバランスで設計されています。
リグも5~10g程のジグヘッドリグから10~20g程のキャロライナリグと非常に幅広く、ライトゲームはもちろん遠投が求められるシーンでも活躍できる性能になっています。
モデル | 全長 (ft) |
継数 | アクション | 仕舞寸(㎝) | ルアーウエイト(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | リアグリップの長さ(mm) | トップガイド内径(mm) | ロッド重量(g) | カーボングラス含有量(%) | 本体希望価格(税抜き) |
LK752S-MMHT | 2.26[7’5″] | 2 | RF | 116 | MAX10 | MAX7 | MAX0.5 | 285 | 1.2 | 70 | 95/5 | ¥37,500 |
LK822S-HT | 2.49[8’2″] | 2 | RF | 127 | MAX25 | MAX10 | MAX0.8 | 305 | 1.4 | 82 | 95/5 | ¥38,000 |
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