井熊 亮「駿河の黒豹」( Ryo Ikuma ) プロフィール
駿河の黒豹、Jackson Salt Water Pro Staff 井熊です!
気温も上がり水温も安定し魚達も活発に動き出す春。ショアもオフショアも盛り上がってくる時期が到来!
春といえばマダイ! 春といえば鰆(サワラ)!!
今回は春の2大ターゲット! ショアレッド(マダイ)の釣れる「鍵」、そして駿河湾オフショアのサワラの釣り方をお届けします。
サーフから狙える「ショアレッド(マダイ)」にぜひチャレンジ!
まずはショアレッド(マダイ)ですが、静岡に引っ越して5年。サーフからマダイが釣れる駿河湾サーフが近くにあり、毎年ショアレッド(マダイ)をキャッチしています。
正直、狙って釣る! というのはなかなか難しいですが、ショアレッドが釣れる時期に、少しでも可能性が上がる「鍵」が存在していると思っていますので、その辺りをお話します。
さてサーフでショアレッドが釣れる時期として多いのは、その年の気温・水温にもよりますが、2月~6月、春一番が吹く辺りからがスタートかと思います。
釣れる場所の共通点として近くに水深のあるエリア(静岡サーフ)、もしくは底質が岩礁帯(御前崎周辺)や、砂利(静岡サーフ)などが絡むエリアが可能性高いかと思います。
どのポイントでも共通で一番の重要事項は、ベイト(カタクチイワシ)が大量に接岸していること。目視でも水面にベイトが見える、ルアーに確実にベイトが引っ掛かってくる、ベイトが打ち上げられる、こういう状況下ではもちろんショアレッド以外もチャンスはありますが、ショアレッドをキャッチするチャンスが大いにあります。
私が今までにショアレッドをキャッチしたルアーはギャロップアシストロングキャスト42g、アスリートプラス105SVG、飛び過ぎダニエル30g、そして今年発売予定の新製品のフリークセットのヘッド15g+ボーンベイトなど。
色々なルアーに反応するので誰にでもチャンスがあるかと思います。
ルアーの操作方法は、底を意識したただ巻きやストップ&ゴー、メタルジグの場合だと、毎回着底させてジャークを行うことを意識し操作を行っています。
ベイトの群れが目視できる時の狙うポイントですが、群れの切れ端、もしくは群れの下にルアーを通すことが基本の狙い方になります。
これからの時期・超アツい静岡エリア。
沖には鯛場と言われる漁場があり、その近辺のサーフがおススメポイントになるので、ショアレッドをキャッチしたい方はぜひ通ってみてください! ショアレッドの引きは病みつきになりますよ!
ロッド:JacksonサーフトライブSTSLS-9062L⁺
リール:ヴァンキッシュ4000XG
ライン:VARIVAS マックスパワーPE X8 0.6号~1号
リーダー:VARIVASシーバスショックリーダーフロロ12~20lb
ルアー:ギャロップアシストロングキャスト22~42g、アスリートプラス105SVG、飛び過ぎダニエル20~40g、フリークセットのヘッド15g+ボーンベイト
色々なルアーに反応するので誰にでもチャンスがあるかと思います。
参考動画もぜひチェック!
続いて駿河湾オフショア・キャスティングサワラについて!
いつに増して、オフショア鰆(サワラ)が今年の駿河湾ではスゴいことになっています!
釣れる数も多いですが、今年はサイズがよく、11キロ超のサワラが上がったとの話も聞きました。
少し前の釣行では私はそのサイズは釣ることはできませんでしたが、良型のサワラをキャッチすることができましたので、その釣行の模様を踏まえて釣り方などをご紹介していきます。
さて駿河湾サワラですが、キャスティング可能な遊漁船は少なく、今回は知人がレンタルしてくれたプレジャーボートでのサワラキャスティングを行ってきました。
サワラキャスティングゲームは日ムラが激しい釣りで、前日まではドコにルアーを投げても釣れたのに、当日は…ということが多々あるのも事実。食わせるのが簡単な日、釣果が爆発するの日など、良い日にあたるように願うしかない。
この日は運悪く、昨日までは良かったパターンがハマらず3バラシ…ですが、最終的には何とか良型をキャッチすることができました。
使用ルアーはサワラキャスティングの王道ルアー「Pin TailサゴシTune28」や「Pin TailサワラTune35」など。
黒豹 的 「巻きながらの高速サワラジャーク」
ルアーの操作方法ですが、まず基本としてはサゴシチューンを使った基本の「サワラ向けジャーク」があります。
具体的には『ロッドでジャークし、リールを巻き糸フケを取る』を1セットとして、その動作を繰り返し、ルアー自体が止まり沈むを演出するの攻め。
ですが私が行っていた誘い方は一定のスピードでリールを巻きながらジャークし、ロッドを戻す時はリールの巻きを早くするような操作法。
この操作法はジャークする時にリールを巻くことで、ジャーク時のルアー速度をさらに上げ、フラッシングを強くしアピールすることができます。そしてなおロッドを戻す際に、糸フケを取る時も、ルアーの泳ぎを感じ取れるくらい素早く回収することで、ルアーの動きを止めることなく、ルアー自体がユラユラ前進しながら沈んでいく状態を作ることができます。
そんな感じで、緩急の効いた誘い! そして、より弱ったベイトを演出でき、サワラにアピールする事が可能になります。
例年ならGW辺りまでが駿河湾サワラキャスティング可能な時期ですが、沿岸部では年間通して色々なエリアでサワラゲームが可能。
ショアでも狙えキャスト出来るルアーウェイトでもあるのでルアーBOXにサワラ用ルアーを忍ばせておくとイイことがあるかもしれませんよ!
ロッド:JacksonジェスターJSS-701XMH-SP
リール:ステラ 4000XG
ライン:VARIVAS マックスパワーPE X8 1.2~2号
リーダー:VARIVASショックリーダーフロロ25~50lb
ルアー:Jackson 「Pin TailサゴシTune28」「Pin TailサワラTune35」
以上、春のお楽しみ! ショアレッド(マダイ)、オフショアのサワラ・キャスティングゲームの釣りをご紹介しました!
参考にしていただければ、ウレシイです! それでは、イイ釣りを!
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