みなさん、初めまして、利根川水系をホームグラウンドにバス釣りを楽しんでいる飯島康仁です。
さて今回はこの時期、オススメのルアーやリグを紹介させていただきます!
GW時期はプリスポーン、ミッドスポーン、アフタースポーン、アフター回復が混在
まず時期的なお話から!
そろそろGWですが、GWは、みなさんアングラーにとっても貴重な長期のお休みだと思いますが、ブラックバスにとってもスポーニング(産卵)の時期となり、とても大切な日でもあります。
例年のGW時期の利根川水系では、プリスポーン、ミッドスポーン、アフタースポーン、アフター回復が混在しています。
そんな中で基本的な攻め方としては、プリスポーン、アフター回復の魚はエサをモリモリ食べているので比較的速い釣り方で狙い、アフタースポーンはスポーニングで体力を消耗し動きたがらないためスローな釣りが有効になってきます。
なのでGW時期に良い釣りをしようと思ったら、自分のフィールドのスポーニングがどこまで進行しているのかを見極めることがすごく大事なことだと思います。
でも、「スポーニングの進行状況と言われてもよく分からないなぁ~」という場合は、これから紹介する①速い釣り ②スローな釣り を試してみて、そこからスポーニングの進行状況を判断して、さらに煮詰めていってもらえらばイイと思います。
では、ここからはそんな時期の状況を見極めるために僕が実践しているルアーセレクト、オススメルアーを紹介していきます!!
①速い釣り方で狙う
エサをモリモリ食べまくるプリスポーン、アフター回復のバスにオススメなのが…
・ヘッドシェイカー5インチのノーシンカーリグ
・Dゾーンフライ
・キッカーバ4インチのチェリーリグ
速い釣りで使うリグとして最初にご紹介したいのがヘッドシェイカー5インチのノーシンカー!
基本の使い方は水面をテロテロとゆっくり引きます。
普段の巻きの釣りからするとスローなアプローチなのですが、この時期のバスは、やる気のあるバスといってもハイシーズンに比べ若干スローなため、テロテロ巻きは、この時期のバスを効率良くサーチする速い釣りといえます。
ちなみにアイにEGワイドスナップを装着するのがキモ。ラインを直結するより自由度が増し、よりヘッドがシェイクするため、さらに強い動きになりアピールが増します!
【タックル】オライオン・ ムーンゲイザーOCSC-69MH+バスザイル マジックハードR 14lb
次にD-ゾーンフライ!
これは、この時期のバスが捕食しているベイトサイズに合わせた展開です。2〜3センチほどの小魚が群れで泳いでいるイメージで使います。
小魚の群れは、無風や微風だと水面付を泳ぎますが、風が吹くとレンジが下がります。そんなベイトを捕食しているバスを狙うのに、ベイトサイズにあったコンパクトさで、しかもレンジコントールできるD-ゾーンフライをセレクトします!
【タックル】フェイズ レーザーショットPCSC-63ML+、ラインはバスザイル マジックハードR 12lb
最後にキッカーバグのチェリーリグ!
キッカーバグは大きな手で水を大きく動かしてくれるのはもちろん、ステイ時の僅かな水流でパーツが細かく動くため、そのメリハリが非常に効きます。
使い方は、テトラ、杭、オダ、タマネギ、リップラップなどのカバーに撃ち込み、ボトム付近を逃げるベイトをイメージして、ボトムを感じられる範囲でなるべく速くロッドワークでキッカーバグをズル引きます。
ロッドは9時の位置から12時の位置まで縦に素早く動かし、ラインスラックを取って1秒ほどステイを入れ再びズル引きます。
シンカーは基本5gを使いますが、カバーとの距離が近いほど、このロッドワークではリグが浮き上がりやすくなるため、その場合はズル引きスピードを落とすのではなく、ボトムを感じられるようにシンカーを重くします!
【タックル】オライオン ムーンゲイザー+バスザイル マジックハードR 14lb
②スローな釣り方で狙う
スポーニングで体力を消耗したアフタースポーンのバスは、アシ、杭、護岸の壁といった縦ストやブッシュ、シェード、オダなどに浮き、小魚系の動きの速いエサより、甲殻類や水面のムシやカエルなどの動きの遅いエサを好みます。
そこでオススメなのが…
・バスエネミー4.5インチのノーシンカー or フリーリグ&シンカーフリーテキサス
・ワンズバグ
・サイドステップ
スローな釣りの最初はバスエネミー4.5インチ! 縦ストに対しては、ノーシンカーをフォールさせて誘います。
ブッシュに対しては、シンカーフリー・テキサスを使います。
シンカーは3.5gをメインに、カバーが濃くなれば5g、6gと使い分けます。アクションの仕方は、ラインをブッシュに掛けて水面付近でシェイクし、浮いているバスを誘い出します。
2m以深のオダでは3.5gのフリーリグを使います。アクションの仕方は、オダに付いているエビをイメージし、オダの上をゆっくりズル引きして枝を超えたらラインを緩めフリーに落とします。
フリーリグはノーシンカー状態が作りやすく食わせやすいのですが、オダが濃くシンカーが隙間に入り過ぎスタックが多い場合は、シンカーフリーテキサスにします。
シンカーフリーテキサスもフリーリグもシンカーがフリーのためカバーにはアプローチしにくくなりますが、元気にエサを追えないバスが食った際に、なるべくシンカーの重みの違和感を与えないためにシンカーフリーにします!
【タックル】オライオン ムーンゲイザーOCSC-69MH +バスザイル マジックハードR 14lb
次にワンズバグ!
スローな表層展開で、基本的なアクションの仕方は、3 〜4回ドックウォークさせポーズか1アクション→ポーズ。ポーズをしっかり取り、アフターであまり元気にエサを追えない個体に対して食わせの間を取ることが大切です!
最後にサイドステップのウキウキ!
アクションは3ジャーク→ポーズの繰り返し。ポーズではルアーが水面に出るまでしっかりと待ちます。アフターで体力がなく完全に水面まで出きらない個体に、ジャークで気付かせポーズで食わせる、というイメージです!
【ワンズバグ、サイドステップのタックル】
フェイズ レーザーショットPCSC-63ML+ 、ラインはバスザイル フレックスハードHD(ナイロン) 14lb
GWはさまざま状態のバスが混在し気難しい時期ですが、速い釣りとスローな釣りでルアーローテーションをすることでバスの状態を把握し、さらにその状態に合ったアプローチをすることで釣果アップできます。ぜひ試してみてください!!