パターン①/「流し釣り」が最近の主流
が。やはり週末ともなると分かりやすいハンプはどこも狙われてしまう為、最近は一つのハンプに固執せずハンプ周辺の深い方も含めて広く探るために“流して釣る”「スタッガー流し」が有効になってきました。
この釣り方、具体的には「南湖LOVER VOL.3」にて解説しているんですが、これからの時期に必須となる釣りなのでここで改めて解説。
まず、使う場所は上記の2m前後のハードボトムが絡む広いエリア。(最近だとイチオシは下物シャローの2m前後のレンジです。)
使うリグは、スタッガーオリジナルの3.5gテキサスリグ。スタッガーオリジナルのサイズは4インチか5インチ。大きい方が広く探るのに向いています。
シンカーの重さは3.5g。個人的にこの時期は黒塗りの光らないシンカーが絶対で、ウェイトは基本3.5g。今はカンジさんのバレットシンカーが感度良く気に入って使っています。
ウエイトは3.5gしか使わないのですが、その理由は「3.5gでしっかり底を感じられるくらい丁寧に動かしたい」から。あとはこのくらいのシンカーの軽いスタック感の方が引っ張っている時に程よくボトムを滑ってくれるからです。
フックもしっかり魚が乗るように、推奨を使ってください。スタッガーオリジナル4インチなら「ノガレス フッキングマスターLTDモンスタークラス4/0」、5インチなら「ノガレス フッキングマスターLTDモンスタークラス5/0」という具合です。
スタッガー流しを行うシチュエーションはできるだけ風がある状況。GPSが付いているのであれば、時速1㎞〜2㎞くらいのスピードでボートが流れるくらいが良い感じです。
一連の流れを順を追って説明していくと…
①: ボートを風で流しながら、風上にフルキャスト。
② :ラインが張ってきたらロッドを大きく煽りながらラインを出す × 3回。
③:ラインが張ってきたら、ロッドをゆっくり立てながら9時→12時くらいまでスタッガーをズル引く。(この時のスピードが大事で、シンカーでボトムをコリコリ感じられるスピードでリグをボトムから浮かせない、かつテールはピロピロと動くくらいのスピード。ロッドティップを曲げないようズル引くことを意識。)
④:12時まで引ききったり、ズル引いている途中で強い引っ掛かりを感じたらロッドをすぐに倒し、ラインスラックを作ってステイ。(ステイ時間は毎回5-7秒程度になるよう、クラッチを切ってラインスラックを出し、ステイ時間を作ってやる)
⑤:③~④をひたすらに繰り返す。気になるところはドンドンクラッチを切り、ステイを入れていく。ステイ時、ズル引きで泳いでいる時、どちらもバイトチャンスあり。
⑥:バイトを感じたらクラッチ切り、ラインをしばらく送ってから巻き合わせ。
という流れになります。今の時期だと極力浅くて硬いところを広い範囲で流す方が、一箇所に止まってねっちりやるよりバイトを拾えるような印象です。
●ロッド:MACCA 611MHST/RS【ハイドアップ】
●リール:20メタニウム XG【シマノ】
●ライン:アブソルートMG 16ポンド 80m【VARIVAS】(ラインを出して、流していく釣りなので80m以上が望ましいです)