オリムピック・フィールドテスターP!NKOでございます!
さて、2021年もオリムピックから様々な新作ロッドが発表されていますが、その中でも注目を浴びている機種の1つが、新作アジングロッド「21コルト」。
2018年に登場した「18コルト」がリニューアルを遂げて生まれ変わることになりました。
そんな「21コルト」を使って先日、早速アジングを楽しんできましたので、今回は実釣インプレということで、色々使った感想などを紹介していこうと思います。
価格を大幅に上げずに軽量化を実現した「21コルト」
本題に入る前に少し「21コルト」の特長を簡単に紹介。
見た目に関しては、ブラックを基調としたかなり渋いデザインに変更。
オリムピック公式「21コルト」詳細ページはこちら
価格も大幅に上がらず日本製。コストパフォーマンスと高性能を保ちつつ、全体的に軽くなったことが最大の注目ポイントです!
「21コルト」(21GCORS-572UL-TS)を使った実釣インプレ!
さて、そんな生まれ変わった「21コルト」を実際に使ってきました!
今回使用した機種は「21コルト」の中でも最もショートレングス、チタンソリッドを採用した「21GCORS-572UL-TS」です。
使ってみた感触ですが、1g前後の軽量ジグヘッドを使うとバツグンの操作性と感度を実現しているロッドだなと思ったのが正直な感想。
軽量ジグヘッドをコントロールするシチュエーションでは、ジグヘッドの重さを感じるティップの「もたれ」というのがかなり重要な要素になるワケですが、チタンソリッドのおかげで非常に良い「もたれ」が体験できると思いますよ!
個人的に今回使用してみて、「21GCORS-572UL-TS」は港湾部で軽量ジグヘッドを使ったスローな釣り方に向いているなと思いました。ロッドをサビくスタイルでもアタリを拾いやすく、リールを巻くリトリーブの釣り方でも柔らかいティップの恩恵で乗せやすくなっています。
ソリッド、チューブラーとはまた違った感覚のチタンソリッドは一度使用するとヤミツキになりそうです♡
しなやかで高感度! チタンソリッドのメリットについて
最後に少し、チタンソリッドのメリットについてお伝えしておきます。
アジングロッドには大きく分けて、ソリッドティップとチューブラーティップがあります。
一昔前はソリッドは柔らかく乗せ調子、チューブラーは張りがある掛け調子というイメージが一般的でした。
しかし、年々カーボン素材や技術が飛躍的に進歩したことによって、一昔前のイメージが当てはまらなくなりました。
現在、アジングロッドではソリッドを採用しているロッドが多数を占めており、張りがあるパッツン系と呼ばれるソリッドとマイルド系と呼ばれる若干柔らかいソリッドなどがありますねぇ。
私自身が所有しているアジングロッドもホームにしているフィールドが軽量ジグヘッドを使うアプローチが多いので、どうしてもソリッドが大半。
これは軽量ジグヘッドのコントロールに関して言えば、チューブラーに比べてソリッドに分があると認識しているからなのです。
逆にチューブラーはヘビーなジグヘッドを使用する際に、チョイスする傾向にあります。感度については適正なジグヘッドウエイトであれば、チューブラーに分があるような気がします。
私自身の理想は、マイルドなティップに最高の感度を搭載したロッドなのですが、ティップが柔らかすぎると感度が損なわれ、感度を優先すればティップは硬くなりがちなのです。
この理想に近づけてくれるのが、今回「21GCORS-572UL-TS」に採用されたチタンティップでございます!
チタンティップのメリットは、柔らかくしなやかでありながら手元にコンっと響くアタリが非常に分かりやすく、さらには折れにくいというトコロがポイントだと思います。
デメリットはチタンティップに自重があるため、先重りしがちという点くらいかな? アジングロッドを選ぶ際は、自分の用途に合ったティップを選んでみてくださいね!