バリキシャッドのパタパタ バックスライドチューン
もうひとつは、僕が2年ほど前からかなり釣っている「バリキシャッド」の釣り方。
バリキシャッドをチューンして使用する「パタパタ バックスライドチューン」です。
狙いは圧倒的なバックスライドとフォール時のロール。バックスライドといえば「ボムスライド」がガンクラフトにはありますが、僕の中ではボムスライドはカバーに特化したワームという認識。
このパタパタ バックスライドチューンはどちらかというとオープンで使用するイメージのチューニング方法になります。
チューン方法は、テールを斜めにカットしてオフセットフックを逆付け。そしてテール側(本来の頭側)に狙うレンジに合わせて1g前後のネイルシンカーを入れて完成。
トゥイッチを入れると跳ね上がるんですが、ポイントはそこからのアクションです。元の位置に戻るくらいの強烈なバックスライドと、同時にかなりはっきりとしたロールを伴うんです。これがかなり効きます。
テールを斜めにカットするのもこれが理由で、要は高く跳ね上げさてしっかりフォールでアピールしたいから。斜めにカットすることで、水の抵抗を受けて跳ね上がりやすくなるんです。
バックスライドパタパタチューンはこう使う
ここからは具合的な使い方について。
ポイントとしては、ちょうどスポーニングに当たる今の時期、何個ではミオ筋や沖の漁礁、ディープホールなどをピンで撃っていきます。
アクションについてはフォールでアピールしたいので、やや高めにトゥイッチで跳ね上げさせてフリーでしっかりフォールさせていきます。
その際、ラインをダルダルにさせることが重要。ダルダルにたるませることによって、バックスライドの幅が大きくなります。逆にやや張り気味にするとその場でシミーフォールのようにロールしながらフォール。これはこれで効く時がありますので、状況に応じて使い分けるイメージです。
これが何より大事。
まず、この釣りで狙うのはおいしいピンポイントを通り過ぎていくバス。居着きのバスなら、フットボールジグとかネコリグとかでも喰わせられますからね。
そんなバスに口を使わせるには、ポイントと一体化することが重要なんです。つまり、1キャストに時間を掛けて何回も何回も誘い続ける。プラグなどと違い静かにアプローチできるこの釣り方では、魚はスレないし、場が荒れることも少ない。だから成立する釣りであるとも言えます。
よく、何のベイトをイメージして釣ってるんですか?と聞かれるんですが、2年ほど使い込んでみて、バスが何かのエサだと思って喰っていないような気がしています。通りすがりに何かヒラヒラと明滅しているものがある。で、好奇心をそそられて思わず口を使ってしまう。イメージとしてはそんな感じじゃないかなと思っています。
どのサイズでもこの釣りは可能です。僕が今のところメインにしているのは5.8inch。状況に合わせて4.8inchに落としたりして使用しています。
またカラーに関しては、フォール時のロールによる明滅がポイントかなと思っていますので、「#03 ワカサギ」や「#04 ホログラムシャッド」などのツートンカラーのモノをメインに使用しています。
またディープだとグリーンパンプキンシャッドが高実績です。
ローライト下である程度同化しつつ、存在感もしっかりある…そんな感じではないかと。
出典:YouTubeチャンネル「GANCRAFTMOVIE」
使用タックルはこんな感じ
ロッド:OUTTRACK(アウトトラック) KG-00 6-730EXH【ガンクラフト】
Length | Weight | Lure Weight | Line Weight | Price |
---|---|---|---|---|
7.3ft(1pc.) | 約180g | 1/2 – 3oz. | 16 – 30lb. | ¥63,800(税込) |
リール:MAGO 003【ガンクラフト】
ライン:R18 フロロリミテッド/20lb【シーガー】
ジョインテッドクローのNEWモデル「鮎邪ジョインテッドクロー183シフト」と、バリキシャッドのパタパタバックスライドチューン。
この2つをローテーションに加え、2021年の琵琶湖をぜひ楽しんでください!