今、琵琶湖を席巻している釣りが。SNSなどで目にする度、その圧倒的な釣力には目を瞠るものがある。
その釣りを生み出したのは、琵琶湖で一番予約が取れないガイドとも、琵琶湖で一番強い男とも称される「冨本タケル」氏。
そして、その釣りとは「冨本タケル」と検索すれば「冨本タケル カバースキャット」と予測変換されるまでに認知。deps社のワーム「カバースキャット」のノーシンカーでボトムを釣るという釣り方。
そもそもはサカマタシャッドの代りだった
「これは琵琶湖じゃ使うところがない」
2018年の夏、意外にもそれが新しいカバースキャットを前に抱いた感想だったと冨本氏は回顧する。
その年によってパターンが様変わりしていく琵琶湖。その年によく釣っていたのは同deps社の「サカマタシャッド8inch」のノーシンカーだった。
季節は移り12月。その日も釣れ続いていた「サカマタシャッド8inch」を軸にゲームを組み立てていた氏だったが、水温低下の影響か午前中は良かったものの、午後からまったく口を使わない状況に。
そこで考えたのはダウンサイジング。サカマタシャッドの6inchに変更しようとするも、たまたまボートに積んでいなかった。「釣れるのか?」と思いつつ手にしたのが、ボートに1パックだけ載っていたという小さいが比重のある「カバースキャット3.5inch」。
1 / 3