今江克隆のルアーニュースクラブR「春メタル!春ギルミニー!今春注目のデカバス攻略パターンを紹介」の巻 第1044回
まもなく、TOP50シリーズ開幕!
いよいよ1年ぶりのTOP50シリーズ開幕戦が近づいてきた。
この記事を書き終えたら、再び福岡県の遠賀川に戻り、2回目のプリプラクティス3日間をこなし、直前1日のオフリミットを経てTOP50本戦にそのまま突入する。
今年は昨年TOP50が開催されなかったため30位以下の足切りがなく、昨年開催された下部カテゴリーからの昇格者10名が加わることで、実に60名の選手で競われるイレギュラーシーズンとなる。
ただでさえ厳しいTOP50で、今年は実に2人に1人が予選落ちとなる厳しいシリーズとなることは間違いない。
36年も毎年ルーティンのごとく繰り返してきたトップカテゴリートーナメントだが、1年の休止のためかどこか新鮮な緊張感が今年はある。
まだ昨年のように開催3日前に突如中止となる可能性もないとは言えないが、トーナメントプロとしてトップカテゴリーで競い合えることの喜びを今一度忘れずに、全身全霊で挑みたいと思う。
ナゼ?春にメタルバイブが、琵琶湖で効く??
さて、今週はいよいよ春の訪れが本格化し、水温も一気に上昇。平地ではすでに水温18度前後に達し、本格的なスポーニング第一陣がシャローに刺し始めているようだ。
毎年この時期になると不思議に思うのだが、ナゼか琵琶湖では「春メタル」と呼ばれる現象が起きる。
一般的にメタルバイブ系ルアーの効果的なシーズンは、11月後半から2月中旬までが定説だが、こと琵琶湖南湖に限ってはナゼか4月上旬にメタルバイブが猛烈に効いてくるタイミングがある。
今年も先週あたりから明らかにメタルバイブが好調になってきており、連日グッドサイズがキャッチされている。
この現象が琵琶湖のスポーニングとどう関係しているか定かではないが、昔、ラリー・ニクソン氏が来日した折に「南湖はアメリカでいうスポーニングのワンドの一つだ」と断言した言葉を思い出す。
水深2~3mの砂地のフラットが多い南湖では、ある意味でどこにネストを張っても不思議ではない。
電気ショッカー船が徘徊するミエミエの岸際スポーンエリアでは、もはやバスはその危険性を学習しネストを張らなくなった可能性も高い。
バスの生息圏は変わる!?