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今江克隆のルアーニュースクラブR「河川の春シャッドパターンがハマった!遠賀川プリプラクティス」の巻 第1043回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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春河川のシャッドパターン

遠賀川は、激浅のシャローが多い上流部、比較的岸際から深い下流部、その中間的なエリアでフラットが広く沖合のハンプが多い中流部と、同じプリスポーンでも居場所や水深に大きな違いが出るのが特徴だ。

それゆえに、上中下流で軸になるルアーも変わってくる。

あまり詳しくは書けないが、今回はまだプレッシャーが掛かりきっていないシャローでは「IxI FURIOUS(フューリアス)」のトゥイッチング。ミドルでは「IxI SHAD TX」の懐かしの「プレデター巻き」が季節感と天候に嵌ったようでとても有効だった。

特に「IxI SHAD TX」は、MAX4mダイバーとしては最小サイズで破格の飛距離が出るため、一見流れていないようで強い「底流れ」のある遠賀川では3mダイバーとして非常に重宝する存在だった。

メガバスに、イマカツの超人気カラーである「ストロングチャート」を塗ってもらった「IxI SHAD TX」。このカラーは何に塗っても最強かも!

昨年、「IxI SHAD TX」を遠賀川でテストした時に気が付いたのだが、リザーバーや止水の潜行試験で4mにワンタッチできても、遠賀川では3mにすら一度もタッチできず、この時に遠賀川の見えない「底流」、そして海からの「逆流」存在の強さを明確に感じることになった。

その経験から最終モデルの「IxI SHAD TX」は、確実に4mをクリアするしっかりとした潜行力と飛距離に性能を特化することになった。

そのためデビューも1年遅れたが、今回遠賀川名物のトップが水深2〜3mの沖ハンプをベタベタに「プレデター舐め」できたことは大きな収穫だった。

この、しっかりとした潜行力と逆風を気にしない飛距離は、裏を返せば「2mを超スローに長々とはわせられ、長いリップのおかげで根掛りも回避できる小型シャッド」という明確なコンセプトを実に忠実に具現化したシャッドになったと思う。

「IxI SHAD TX」は、4mダイバーという表記だが、実際は2~2.5mのハードボトムの底を切らずにズルズル引ける、喰わせ系のデッドスローシャッドなのである。

コロナ禍もあって昨年フィッシングショー後にリリース時期不明となっていた「TX(Type-Extreme)」だが、この1年の時間のおかげでモノすごく基本に忠実な、それでいて高性能な喰わせのダイビングシャッドとして、自信を持って世に出せる秀作になったと思う。

「IxI SHAD TX」は、さすがの完成度。MAX4mダイバーだが、その余裕の潜行力は、真の水深2.5mレンジでこそ、いかんなく発揮されることを知るべきだ

レアパターンを発見か!?

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