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【10周年記念限定アイテム登場】3inボディのワームと粘り強くて良く曲がるロッド!家邊克己がボートアジングで実釣テスト

連載:家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」
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2021年、10周年記念の限定ワームをリリースしようとしております。限定の売り切り製品なので、ハンドポワードで作っています。

サイズは3inのビッグワーム。

プランクトンパターン全盛の今のアジングですが、アジの活性は決して低いわけではないので目立てば確認のために食ってきます。つまり、大きさで引きつけようとしたわけです。

しかし、ただ単に大きいだけなら口に入り難いので、フォルムに一工夫しました。

もう少ししたら形が決まり、ご覧になれると思いますので乞うご期待ください。

家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール

サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。

 

テスト段階から絶好調な限定ワーム

さて、そのテストワームで毎日のようにアジングをしているのですが、かなり良い結果が出ています。

特に先日、宮崎のボートアジングでテストした時はアタリの出方が他のワームとは全く違いました。

水深38m前後のポイントで、まだアジが寄ってきていない状況。

魚探を見るとアジがボトムから5mくらいの所を、足を止めずに素通りしていくような感じだったのにも関わらず、確実に当たってきました。

普通、このような場合は毎回アタることが少ないのに、確実にバイトしてきます。

 

しかも、バイトが深いのでバレることなく確実に釣り上げることができます。

これは陸っぱりの時も同じで、ワーム形状が目立つにも関わらず吸い込みやすい形状をしているため、このような結果を得ることができると思うのですが、かなり面白いワームです。

 

10周年記念ロッドのテストも同時に

それと同時に10周年記念ロッドの強度テストと感度テストもやってみることにしました。

最初は水深38mを3gの「ストリームヘッドTG」でボトムを取り、ボトムからレンジを上げていきながら、ロッドが確実にアジのアタリを釣り人に伝えられるかをテストしていきます。

 

ではその時のタックルがこちらです。

 

タックルデータ

ロッド:10周年記念モデルプロト

ライン:ピンキー(0.25号)

リーダー:ジョイントライン(1.7号)

ジグヘッド:ストリームヘッドTG(3.0g)

ワーム:10周年記念ワーム

 

深い水深を軽いジグヘッドで釣る時は潮上に投げる

この深い水深を3gのジグヘッド単体で釣るには、潮の流れを利用するしかありません。

釣り方は、ボートをアンカーで固定しているので表層の潮上に船首を向けている状態ですので、潮上にジグヘッドを投入する形になります。

 

アンカーロープがあるため、船と平行に近くへ投げてしまうと、フォール中にアンカーロープに掛かってしまうことがあるので、ボートから10mくらい離して潮上30mくらいの所へ投入します。

潮上に投入することにより、ラインが潮に押されジグヘッドが通常よりも早く沈んでくれます。

 

2通りのボトムの取り方

ボトムの取り方は2通りあります。

投入後、ジグヘッドが落ちるのに合わせてラインを出しながらカウントダウンする方法。

もう1つは、着水後にロッドを煽って出るラインが大体2mくらいなので、それを10回煽ると20m、20回煽ると40mと考えて、10回煽ったラインが無くなった時に再び10回煽りそれが無くなった時に大体ボトムと判断して釣り始める方法。

 

前者はボトムを明確に判断したいので、カウントをキチンとしてボトムまでの秒数を計りますが、あまりにも深くてカウント150とかになると結構大変。

後者のやり方だと、ある程度ボトム付近の深さまで届いていますので、そこからラインを出したり巻いたりしてレンジを決めていきます。

どちらにしてもアジがいる所を決めれば良いので、数を数えると眠くなるという人は後者の方法を選ぶことをオススメします。

僕は何となくが嫌なので正確にカウントダウンしますが、38mだと大体180カウントぐらいかかりました。

それとカウントダウンしていると途中でアタリがあるのも分かるので便利といえば便利。

20mくらいまでのシャローならカウントする方法が便利かもしれませんね。

 

10周年記念ロッドは良く曲がりパワーもある

ボトムに着底すればラインを張り、一巻きずつ上にあげてステイを繰り返し、レンジを色々探っていきます。

今回はロッドの感度テストですので、ステイ中に出る違和感やアタリと思えるものを全てアワセていきました。

コンスタントに細かいアタリも拾え、釣れてくるのはすべて尺越えのアジですので、柔らかいこのロッドは満月のように曲がってくれるので引き味は最高でメチャクチャ楽しめました!

 

これだけ柔らかく曲がるのに、40mボトムで3gのリフトができる十分なパワーがあります。

あるタイミングで、アジが表層に浮いたので入れ食いになり、手返しが必要だったので全てのアジを抜き上げました。

最大35cmぐらいのでっぷりと肥えたアジでも問題なく抜き上げることができ、周りが驚くくらいのパワーを見せてくれました。

 

柔らかいロッドほど魚を持ち上げやすくてバレにくい

やはり柔らかいロッドのパワーはロッド全体で出していく感じ。

深く曲がってからリフトするパワーが出てくるので、魚を持ち上げてくれます。

途中魚が暴れても硬いロッドだとそのままフックオフになることもありますが、柔らかいとベリーが全ての揺れを吸収してくれるのでフックオフは1匹もありませんでした。

 

10周年記念ロッドはコルクグリップを採用

このロッドはサーティフォーとして一般発売したロッドでは初のコルクグリップを採用しています。

僕はコルクの触感が好きで、昔からコルクグリップを愛用してきましたが、何故かアジングロッドはEVAという風潮のようなものがあったのでコルクグリップは今回初となりました。

曲がるロッドなので、魚の引きの荷重は全てグリップ周辺に掛かるのですが、不思議なことにコルクグリップの方が手に負担が来ていないように感じます。

これはコルクグリップの感触と手にシックリくる感覚によるものなのかは分かりませんが、とにかく手が楽です。

7月発売になると思いますので、よろしくお願いいたします。

 

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