オリムピックが手掛けるエリアトラウトロッド、「ベレッツァシリーズ」。
名前にもなっている”ベレッツァ”というのは、イタリア語で”美しさ”という意味を持ち、魚を掛けた時にロッド全体がキレイに曲がることからこのネーミングに。
全モデル共に日本国内で生産され、「ベレッツァRV」と「ベレッツァプロトタイプ」と「スーパーベレッツァ」の3タイプがラインナップ。
どのモデルも多くのトラウトアングラーから支持を受ける人気ロッドです。
さて、今回は中間機種にあたる「ベレッツァプロトタイプ」が2021年6月にフルリニューアルして登場するということで、早速注目していきたいと思います!
21ベレッツァプロトタイプ
ベレッツァプロトタイプがトーナメント仕様に生まれ変わり、2021年6月に登場!
リニューアルしたとはいえ、名前は同じでもロッドはまるで別物。従来モデルはロッド全体が柔らかくてオートマチックに掛けていけるようなモデルでした。
今回の「21ベレッツァプロトタイプ」は、アジングロッドのコルトシリーズのようなハリとキレを活かして高感度を実現すると共に、キレイに曲げるようにブランクス自体を細めに設計。
掛ける、乗せる、感じるという絶対要素をエリアトラウトに当てはめて徹底追及したロッドに仕上がっています。
オリムピック公式「21ベレッツァプロトタイプ」詳細ページはこちら
最新技術を搭載したブランクス
細めに設計したブランクスに強度を持たすため、ブランクスを一新。
時代に合った最新技術を採用し、更に粘り強いロッドへと進化しました。
まず、ブランクス素材には「トレカ®T1100G」を使用しています。
「トレカ®ナT1100G」とは、東レの最高強度の炭素繊維。
ナノレベル(10億分の1)で繊維構造を緻密にコントロールする焼成技術により、高強度と高弾性率化を両立させた素材です!
その上に、オリムピック独自の最新技術! 粘り強くて軽量化を実現する4軸カーボン「スーパークワトログラファイトクロスLV」を搭載。
これを、捻れ剛性の高いオリムピック独自の手法、「G-MAPS」製法によって仕上げられたことにより、軽量かつ高強度でブレの無いアクションを実現。
カーボンリールシートを新採用
リールシートも大きく変更。
従来モデルはウッド製グリップを採用していましたが、「21ベレッツァプロトタイプ」は新たにカーボンリールシートを採用。
より水中の僅かな変化を察知することができ、最低限の動作でフッキングを決めることができるようになりました。
そして、カーボンリールシートにコルクグリップをアップロックで採用。
高感度を保ちながら握り込みやすく、アタリを取って素早く掛ける動作に移れるようにデザインにも徹底追及。
ガイド&ジョイント部
ガイドやジョイントにもこだわられている「21ベレッツァプロトタイプ」。
まずガイドについてですが、全モデル共通して「チタンフレームトルザイトリングガイド」を採用。
SiCガイドよりも素材自体が強くて薄く設計されているので、非常に軽くて、ライン滑りも良好です。
ジョイント部には高精度なスピゴットフェルール(印籠継)を採用。スムーズなベンディングカーブを実現します。