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今江克隆のルアーニュースクラブR「スイムベイトの究極形態か?まもなく登場!レイジースイマー!使い方とセッティングを紹介」の巻 第1039回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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カバー&ボトム仕様!

次に、カバー回避力が必要な時や、ボトムに「レイジースイマー」を置いて喰わせる時は、腹部のトリプルを外し、腹部にネイルシンカー1.8g前後を差し、背針のみで使う。

お腹には「ジーニアススクリューネイルシンカー」1.8g程度をセット。低重心化で安定感抜群

「レイジースイマー」の背針は、「ハドルトラウト」に比べるとほぼ同じサイズなのだが、少し針の高さを低く設定してある。

これは背針の高さが高いと、口のデカいフロリダ系は問題ないが、45cm程度の口の小さいスポッツ系やケンタッキー系血統のバスの場合、「ボディ体高+背針の高さ>口角の広さ」になってしまいフッキングが極めて悪いからだ。

特に川バスは口が小さい個体が多く、背針オンリーでは口の中に入りきらず、河川でのテスト結果では幾度も泣きを見ることになった。ゆえに背針のサイズは変えず、少し深く埋めて高さを軽減させている。

背針の高さと角度は、日本の口の小さいバスの実情に合わせて、少し低めに設定。しっかり掛かれば、ボディとフックでルアーがロックされるため振られてもバレにくい

また、同時にショートバイト対策として、ザップの「ヒッチフック(Lサイズ)」を背負わせてもなお、水平姿勢をキープするよう浮力バランスを何度もやり直した。

ハドルテール系はテールが重いので、アシストフックを後方に付けるとすぐ尻下がりの立ち浮きになってしまい、そうなると姿勢の調整がもはや不可能になる。

「レイジースイマー」で苦労したのは、後方にアシストフックをセットしてなお、水平姿勢で浮く絶妙な内部バランスである

ちなみに「ヒッチフック」のサイズは、セット時に見栄えのよい「M」ではなく、大き目の「L」を使うことを強くオススメする。

背針セッティングの基本。ザップの「ヒッチフック(L)」がベストマッチ。個人的には今後はLL使うかも。背鰭(ビレ)はカットしてもしなくてもOK

特に流れの速い場所で、フロントアイにクイックチェンジャーシンカー(Nogales TGグレネードシンカー クイックチェンジャー)14g以上を装着し、ボトムに置いてからのショートジャークでテール側を啄ばむようにリアクションで喰わせた時、「M」と「L」ではランディング時のジャンプでのバラシ率がかなり違うと痛いほど実感した。

バラしてなければ3kg余裕の55cmUPを最低2本は釣れていたと思うと超悔しい経験からの忠告だ。

また、最近「ヒッチフック」に「LL」が出たことを初めて知って、かなり損した気分になっている。

このように「レイジースイマー6」は、2種類のセッティング方法が基本である。

また「レイジースイマー」の顎(アゴ)部分はネイルシンカーが入れやすいようにワイヤーと浮力体の取り回しを考えてあるので、シンキングレートは状況に合わせて現場で調整する。

「レイジースイマー」のカンタンな使い方を次ページで紹介!

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