昨年末に発表され、大いに話題を呼んだティムコのFenwick(フェンウィック)の新機種ロッド、マルチピースの「ワールドクラス・エクスペディション」。
今回はそんな「ワールドクラス・エクスペディション」のベイトキャスティングロッドの海外テストの様子が公開されました。
テストの舞台はタイのフィッシングエリア。
日本でもよく名前を聞く「パイロット」と「VIP」というフィッシングエリア(管理釣場)でバラマンディやチャドー、グルーパーといった怪魚を相手にテストが行われました。
現在、コロナ禍ということもあり現地のアングラーJoe氏の協力のもと、ワールドクラス・エクスペディションWCE68CMH-5J(プロト)を使用し、実釣を行っています。
現状のタイのフィッシングエリアの様子
現在タイもコロナウイルスの影響で、国境が閉鎖が続いており、フィッシングエリアも観光客の姿は皆無とのこと。
以前であれば、観光客用に生き餌の小魚を巻くことはあったのですが、現在はコスト削減の兼ね合いもあってか冷凍のエサが中心のようです。
そのため、ルアーへの反応も低下し、「客数の減少=プレッシャーの低減」での爆釣ではないようです。
もともとパイロットはメータークラスの大物が上がることでも有名ですがその分、シーズンやタイミングによってかなり厳しいフィッシングエリアでもあり、エサ巻きのボーナスタイムがあってようやく釣れるなど、管理釣り場でありながら技術力が求められる非常にタフフィールドでもあります。
今回テストで使用したロッドはフェンウィック WCE68CMH-5J
メータークラスや10kg近いサイズのバラマンディやチャドー(ジャイアントスネークヘッド)、グルーパー(大型のハタ種)がターゲットであり、どれも強力なファイトをする魚たちです。
最後まで引き込まれるような激しい抵抗をするため、ロッドにはバットのトルク力や対加重に対する強度が求められます。
本来であればH(ヘビー)やそのがさらに上のパワーを持ったロッドが推奨されるのでしょうが、そこはフェンウィックブランクならではの強さが発揮され、MHのパワーでも安心感をもってファイトできる性能になっています。
動画内でもバラマンディの派手なバイトに対しても、躊躇いのない力強いフッキングで掛けて、ゴリ巻きで引き寄せるというトルクフルなバットパワーが見て分かる内容になっています。
実際釣れたサイズも良型で、ファイト中の優位性や対加重に対する信頼性の高さもアングラーに体感させてくれる性能です!
ガイドはブランクへのライン干渉を極力抑え、スムースなベンドとネジレを抑制するセミマイクロガイドセッティングを採用しています。
ロッドが本来持つ感度、パワー、トルクを効率良く引き出しながら、大幅な軽量化に貢献しています。
今回、テスト釣行で使用したラインはPEの3号、リーダーはナイロン60lbですが、トップガイドリングに#7のオリジナルセッティングになっているので、あらゆる太さのラインシステムに対応します。
対応ルアーの幅広さ!
この「ワールドクラス・エクスペディション」のWCE68CMH-5Jはルアー適合範囲の広さも大きな魅力!
範囲は3/8ozのルアーから2ozクラスまでキャスト可能で、今回のターゲットである魚たちはいずれもバスルアーでも狙えることもあり、その懐の深さがいかんなく発揮されています!
テスト釣行では「野良ネズミマグナムマグナム(10g)」を使用していましたが、こうした小型サイズのルアーでも問題なくキャストが可能です!
ほかにも「ブッチギル(35gクラス)」といったギル系のビッグベイトでもI字系・S字系どちらの動きにも対応しています。
今後、海外への釣行へ行く場合には、このロッド一本で小型ルアーからビッグベイトまで幅広くカバーできるので最適な一本といえるでしょう!
グルーパーを狙った「VIP」ではファットペッパー、ファットペッパースリー、マッドペッパーマグナムといったクランク系を使用しています。
ボトムに当てながら巻いてくるようなアクションもできるので、様々なルアーやシチュエーションにマッチするバーサタリティを持つ性能になっています。
全長 | ライン | ルアーウェイト | アクション | 仕舞寸法 | 標準自重 | 価格 |
6’8″ | 10-30lb | Max2oz | MF(ミディアムファスト) | 5ピース
47cm |
139g | 税込36,850円 |
ティムコ公式フェンウィック「ワールドクラス・エクスペディション」WCE68CMH-5J詳細ページはこちら。
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