今江克隆のルアーニュースクラブR「WEBフィッシングショー満喫!今江的気になりマクりアイテムを紹介」の巻 第1037回
コロナ禍の影響でオンライン化された関東(釣りフェスティバル)と関西(フィッシングショーOSAKA)の2大フィッシングショーが閉幕した。
まぁ、なんとも自粛な2021年の幕開けとなったが、今週はイマカツ新製品発表をひと段落させ、今年のオンラインフィッシングショーから注目の新製品も各社出揃ってきたことから、2021年の業界トレンドを今江的に解説してみよう。
業界人的第一印象は?
まず最初の印象は、各社コロナ禍で2020年に既に発表されていた新製品が、かなり遅れて2021年にズレ込んだなぁ…と言うのが、業界人的一番の感想である。
これは、中国や台湾、ベトナムなどのアジア圏に生産を依存しているソフトルアー関連には特にその影響が出た印象だ。
同様にプラグも海外に生産拠点を置くメーカーほど遅れが目立ち、1年ズレ込んだことで新鮮味に欠けた点も否めない。
現在、釣り業界はコロナ禍でもリスクの少ない外遊びとしてプチバブルと呼ばれるほど海の小物釣り、ライトゲームを中心に好景気なのだが、その景気とは裏腹に「売るモノが入荷しない」と言うジレンマに苦しんでいる現状なのだ。
今江×村上 最新ベイトフィネスの違い!?
さて、そんなコロナ過の中でのフィッシングショーで、今年もオンラインだがトークショーに出演させて頂いた。
昨年はモリゾー(清水盛三)との出演だったが、今年は村上(晴彦)君との対談だったのだが、楽屋裏で盛り上がっていたのだが自分とは対照的な「ベイトフィネス(BF)」へのアプローチが面白かったこと。
簡単言えば、自分のBFは「強く短く機動性重視」に対し、村上君は「強く長く陸の限界突破」をコンセプトにしていたことだ。
今江の新BFは、510インチ、2gキャスト2kgリフト可能なBFに対し、村上君はなんと8フィート3インチと、真逆に振り切ってきた。
これは、自分がボートでの究極精度、オカッパリでは激しい「藪漕ぎ命」な釣りのスタイルに対し、足場の比較的良いテトラや護岸、陸からの大遠投をスタイルにする村上君とのBFにおける大きな狙いの差から生まれた新BFスタイルである。
最新ベイトフィネスコンセプトの共通点は?