強く、そして飛ぶ
そう語るのは村田 基さん、奥田 学さん、そしてGTゲームのエキスパート福井 健三郎さん。
一体どれほどの強さを秘めているのか、まずはそれぞれのインプレを。
ラインキャパはPE4号が180m、ドラグはマックスで8kg。国内はもちろん、海外のドラド、ピラルク、ナイルパーチといった巨大魚とも十分に渡り合えるリールだね。8ピンのSVSは、空気抵抗の大きいビッグベイトでもバックラッシュを気にせず投げられる。大型ベイトリールはキャスト時にスプールの回転がもたつくものなんだけど、軽量化されたスコーピンオンMDのスプールは回転の立ち上がりが速く、抜けるように飛んでくれる。このキャストフィールは気持ちいいね。
出典:シマノ公式HP
8ピンのSVSと7.9のエキストラハイギアがスコーピオンMDの武器。300g以上のウエイトがあるジャイアントベイトを使うにあたり、これまではブレーキを強くしてどうにか抑え込んでいたのですが、8ピンのSVSの登場によってストレスなくキャストできるようになりました。最大巻上げ長107cmというギア比は、リーリングジャークで巻き抵抗の大きいジャイアントベイトにキレのあるダートアクションを与えることが可能。スコーピオンMDは、これまでにない釣りを体感できるリールですね。
出典:シマノ公式HP
GT狙いではスピニングリールが主流で、今後もそれは変わらないと思います。ただ、ベイトリールの性能と耐久性を試すという意味で、あえてGTにスコーピオンMD(プロトタイプ)で挑んでみました。最大で15kgとさほど大きな魚は掛けていませんが、力勝負を繰り返しても壊れる気配はまったくありません。ドラグも不安なく効いてくれるし、7.9のエクストラハイギアはジャーク後のラインスラックもストレスなく巻き取れました。ストロング仕様を謳うだけあって、耐久性は非常に高いですね。
出典:シマノ公式HP
スペック
品番 | ギア比 | 最大ドラグ力 (kg) |
自重 (g) |
スプール寸法 (径mm/幅mm) |
|
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長 (mm) |
ベアリング数 BB/ローラー |
本体価格 (円) |
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300XG RIGHT |
7.9 | 8.0 | 320 | 43/22 | 16-210、20-160、25-135/4-180、5-140、6-120 | 107 | 45 | 7/1 | 36,000 |
301XG LEFT |
7.9 | 8.0 | 320 | 43/22 | 16-210、20-160、25-135/4-180、5-140、6-120 | 107 | 45 | 7/1 | 36,000 |
300XGLH RIGHT |
7.9 | 8.0 | 315 | 43/22 | 16-210、20-160、25-135/4-180、5-140、6-120 | 107 | 51 | 7/1 | 36,000 |
301XGLH LEFT |
7.9 | 8.0 | 315 | 43/22 | 16-210、20-160、25-135/4-180、5-140、6-120 | 107 | 51 | 7/1 | 36,000 |
バスやシーバスのビッグベイトゲーム、近海ジギングやキャスティングゲーム、ライギョ、怪魚などなど。1台あればかなり使いどころありそうな「スコーピオンMD」。このスペックで3万円台、コスパもかなり良いんじゃないでしょうか。
シマノ(Shimano)