【1キャストで沢山シャクることが大切】冬はやっぱメタル!永野総一朗の琵琶湖「極寒期攻略法」
たまらんばいスポットをご覧の皆様、あけましておめでとうございます!
今年も連載並びにたまらんばい永野をよろしくお願いいたします! 今後も少しでも琵琶湖実釣に役立つような記事を書いていけたらと思っております。
例年に比べると寒い琵琶湖
さて、今年の琵琶湖は寒い! とにかく寒い! 過去2年はやはり暖冬だったんだと実感させられる寒さです。
例年であれば1月初旬~中旬ごろに最低水温に落ちる琵琶湖ですが、今シーズンはすでに12月末、クリスマス前の時点で最低水温まで落ち切ってしまいました。
南湖北エリアで8~9℃。最南端の近江大橋南エリアでは5℃台という最低水温に。大晦日にかけて少し上昇しましたが、お正月3日間ほど続いた寒波で再び最低水温に逆戻り。
この一番低い水温で釣るのはなかなか至難の技ではありますが、こうした冬を現場で乗り越えようとする釣り人は必ず来シーズンに上達します。
今回はそんな極寒の琵琶湖南湖に釣りに出られる方へのたまらんばいスポット、そしてアドバイスを書いていきます!
水温によってワームとハードルアーを使い分ける
今年はイベント系もコロナの影響でほとんど無い為、私自身もこの冬は普段より沢山湖に浮けそうです!
まず、シチュエーション別で選ぶルアーからざっくり話をしていくと、「冷え込んでいくタイミングでは硬いルアー」、「水温上昇のタイミングがあればワーム」の2パターンが一つのセオリーです。
まず、最低水温状態の冬はボトムで食わせるのがかなり難しく感じます。
昨年までの暖冬(最低でも7~8℃くらい)であれば、ボトムをワームで這わせて、ネコリグやスタッガーのウェイテッドリグなどでストラクチャーをネッチリせめてバスを釣ってましたが、基本的にワームの釣りは「ここにワームを置いておくのでどうぞ食べてください」というバスの動きありきの待ちの釣りです。
冬のハードルアーの定番!メタルバイブレーション
今シーズンのように最低まで落ち込んだ水温、もしくは冷え込んでいっているタイミングではバスが動きません。
ワームを置いて待っていてもバスから寄ってきてくれないんですね。そこで有利になるのがハードプラグ。硬いルアーです。
バスが動かないなら、こちらから当てにいく。それができるのがハードルアーです。クランク、バイブレーション、そして真冬の定番メタルバイブ。
たまらんばいガイドでは、特にメタルバイブを中心に冷え込んだバスに対して当てにいく釣りを展開しています。
四本柱沖チャンネルライン、自衛隊沖ウィードエッジ、近江大橋南エリアの浚渫エリアなどでメタルバイブをしゃくり、冬バスを獲っていきました。
使っているメタルバイブは、「サーキットバイブ」【デプス】や「リトルマックス」【エバーグリーン】の3/8ozがメイン。
デプス公式「サーキットバイブ」詳細ページはこちら
エバーグリーンインターナショナル公式「リトルマックス」詳細ページはこちら
細かくショートピッチでしゃくり、1キャストの中でできるだけ沢山しゃくることを意識して使っています。
ウィードがあるところではボトムスレスレをシャクっていくイメージ。浚渫エリアなどウィードの無いところでは、ボトムを取りながらシャクっていくイメージです。
硬すぎても柔らかすぎてもダメ!ロッド&ライン選びが肝心
メタルバイブのタックルはシャクり続けても疲れないことと、ウィードを切る為の適度な張り。
それと同時にバスに外掛かりしても身切れさせない柔軟さを持ち合わせたロッドが必要になります。
硬すぎても柔らかすぎてもダメです。
僕は「マッカレッドシグネイチャー」シリーズの(HUMRC-65M+/RS)を使用。
LENGTH 6’5″,LINE 8-20lb,LURE 1/4-1oz
戻り重視のブランクスが、たまらんばいミノーやポッパーなどアクションの必要なルアーに向いており、メタルバイブにも最適! 延々と楽にシャクり続けられます。
リールは巻き取り重視のハイギヤ必須。スラックの巻き取りが遅すぎると、ウィードに落ちて食われてしまいます。
ラインはフロロカーボン必須で、「ガノア アブソルートAAA [フロロカーボン]」12Lb~14Lbあたりがオススメ。
バリバス公式「ガノア アブソルートAAA [フロロカーボン]」詳細ページはこちら
メタルバイブはとにかく手数ですが、バスのバイトだけでなくニゴイが釣れたところなども要チェック。
冬は良いウィードに依存しやすいので、バイトがあれば即マーキングし何度も入り直しながら狙っていきます。
水温が上昇抵抗の時はワームを使ったスローな釣りで
水温低下時にバスに当てにいくメタルバイブの釣りに対して、水温上昇時はワームの釣り。
これには3月発売予定の「スタッガースティック」5inが活躍してくれています。
11月に行われた艇王琵琶湖戦では、2日間で12本のバスをスタッガースティックだけでキャッチしました。
使いどころは、最近であればカネカ~若宮沖のウィードパッチ。小さなウィードの山がチラホラとできているので、魚の映ったパッチに向かってキャスト。
20~30秒沈めた後、弱めの2ジャーク7秒ステイでウィード周りをネッチリネッチリ時間を掛けて引いてきます。いわゆるカバーキャット風のアクションです。
メタルバイブで釣れたウィードをそのまま狙ったりしても反応することもありますし、浚渫エリア内のブレイクのウィードや岩など。「ここにはいる!」と強く思える場所を必ず狙うこと!
特に日中に太陽が出て少し水温が上がった夕方などは大チャンスです。魚探を掛けて魚が映るパッチを見つけ、丁寧に釣っていきましょう。
こうしたことをしっかりやっても、それでも伸るか反るか、ゼロワンゲームな真冬のバスフィッシング。
冒頭にも書いた通り、例えボウズで真冬のフィールドに揉まれた釣り人は必ずと言って良いほど春に成長します。
例年よりも寒い琵琶湖ではありますが是非! 防寒対策をしっかりした上でフィールドに足を運んでみてください。
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