今江克隆のルアーニュースクラブR「最大の収穫は?2020年を振り返る〜2021年の注目トピックも紹介〜」の巻 第1031回
2020年最大の収穫は?
ある意味、コロナ禍はトーナメントという限定された世界に縛られず、本当に久しぶりに自分の釣りを自分らしく自由に磨く時間も与えてくれたように思う。
その分、今年はリスクを負って試行錯誤するあまり、正直ボーズに終わるロケも例年とは比べ物にならないほど多かった。一方、自分に足らない部分をルアーと道具の工夫で補うための努力と準備は、今までにはない充実したものになったように感じる。
コロナ禍が偶然与えてくれたこの時間が果たして自分にとって、吉と出るのか凶と出るのか、それは来期、無事TOP50が開幕してみないことには分からない。
しかし、消耗し切っていた体力、メンタル、そして様々なマネージメントを再度見つめ直し、再充電するにはまたとないチャンスだったことは確かだ。
何より、それが自分を、道具を、試合で試したいという新鮮なワクワク感にも繋がっている。
「トーナメントがしたい!」という純粋な欲求がこの「トーナメントが出来ない1年」で格段に強くなった。それが今年の一番の収穫だ。今は来年4月の開幕戦・遠賀川がなんとしても無事開催できることを心から願っている。
それでは皆様も年末年始、コロナには十分に気をつけて、良いお年をお迎えください。
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