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今江克隆のルアーニュースクラブR「ベイトフィネスのさらに向こうへ!PEベイトフィネスのタックルセッティングのキモを紹介」の巻 第1029回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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ラインセレクトにキモがある!

まずラインに関しては、1シーズン使い込んで、およそ全種類のPEラインを試したが、「PEBF」にはバークレーの「スーパーファイヤーライン ウルトラ8」の1.5号がベリーマストの考えは変わらない。

「スーパーファイアライン ウルトラ8」の1.5号はワンシーズン使用してやはり「PEBF」にはベストPE。ライン馴染みを良くする「EGウルトララインコート」も「PEBF」には必須

ドン引きするほど固くゴワゴワなPEラインだが、PEラインの中では高めの比重、視認性の良さ、風に左右され難い硬さ、そして何よりPEライン最大最悪の弱点である「カバーに対する対磨耗性能」に優れているからだ。

個人的実験では、「スーパーファイヤーライン ウルトラ8」に匹敵する対磨耗性能を持つPEは、ダイワの「モアザン12ブレイド(UVF モアザンセンサー 12ブレイドEX+Si)」程度で、現実にPEラインは引っ張り強度にいくら優れていても、大型バスに吊るしたラインを岩や枝にこすられると、いとも簡単に切れてしまい「PEBF」にはおよそ使えないモノが多い。

ただ、腰の無いしなやかなPEラインは風に極めて弱く、枝にも絡み付きやすいために「PEBF」では逆に使い難い。そのため、シンキングPEも各種試したが、対磨耗はさらに劣り、比重的にもフロロを使う方がメリットは多く、「PEBF」には向いていない。

また派な手色が多いPEラインにおいて、「スーパーファイヤーライン ウルトラ8」は、バスから水中でも見難い光の水中屈折度がフロロに近い特殊な白系カラーであることも、直結メインの「PEBF」には適したPEラインなのである。

そしてゴボウ抜き、もしくは吊るしてのランディングが条件になるため、2kg以上を余裕でリフトできるベイトフィネスロッド、2kgを余裕で吊り下げられるライン強度も条件になる。

最低でもこのサイズがゴボウ抜きできるパワーが「PEBF」には必要。そのうえで5g前後のリグを快適に扱えなければならない

ゆえに経験からPEの太さは「1.5号」以上が、今江的「PEBF」の基本である。

ここまでは、過去記事でも詳しく書いているので再度参考にしてほしい。

今江克隆のルアーニュースクラブR 「新戦略!PEベイトフィネスを超解説」の巻 第1003回

今江克隆のルアーニュースクラブR 「注目の新スタイル!PEベイトフィネスの核心」の巻 第1004回

PEベイトフィネスにハマるリールの条件とは?

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