小粒で重い。流れの中でしっかり泳ぐ。
渓流から本流域、アップやダウンでトラウトを攻略していく際に欠かせない「ミノー」には、この2つの要素が求められると思うんです。
しかし、重いルアーは得てして泳ぎにくい。軽くすると流れに負けてしまう。これらの要素は相反することも事実。だからこそ、この2つの要素のバランスをうまく保つ”流れを制す”ミノーが名作と言われるのではないかと。
2021年1月に登場。こちらのミノーはどうでしょうか。
G.H.HUMPBACK(グレートハンティング・ハンプバック)【メガバス】
開発期間は実に3シーズンという、長い開発・テストの末、いよいよ登場するハイレスポンス後方重心ヘビーシンキングミノー「G.H.HUMPBACK(グレートハンティング・ハンプバック)」シリーズ。
■GH64 HUMPBACK/Length:64mm Weight:8.3g Type:Fast Sinking Hook:#8×2 メーカー小売価格:¥1650
■GH51 HUMPBACK/Length:51mm Weight:5.1g Type:Fast Sinking Hook:#12×2 メーカー小売価格:¥1628
■GH64 HUMPBACK/Length:46mm Weight:4.0g Type:Fast Sinking Hook:#12×2 メーカー小売価格:¥1595
64・51・46mmの3サイズがラインナップ予定で、見た目には大きくせり上がった背中(ハンプバックボディ)と、薄いボディシェイプが特長的。
これにより、ヘビーウエイトでもしっかり泳ぎ、かつ高速ロールアクションやトゥイッチでの平打ちによる明滅・形状変化の視覚効果が向上。もちろん高比重ボディと後方重心バランスによるキャスタビリティは言わずもがなで、激流に流されることなく狙ったレンジを攻めることが可能に。
プロスタッフのインプレッション
流れに対し強く活きるミノーアクション、レスポンス向上を徹底的に追求。流れに負けないアクションを意識した設計です。アップストリームでは流力、流心に負けず切り込む強いアクションでアピール。ダウンストリームでもきっちり粘りアクション姿勢をキープ。流れでアクションはキープできても巻き抵抗は強すぎる。巻き抵抗を軽減するとアクションが流れに負けてしまう。試行錯誤の結果、あらゆる流れに強くパワフルなアクションで、加えて巻き抵抗の心地いいルアーに仕上がったと思います。
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永嶋 佑基(Nagashima Yuki) プロフィール
ビッグトラウトであっても小さいものにしか反応しない場面は多々あります。ルアーサイズを落とせばウエイトも軽くなり、意図するポイントへ届かないのが難点でしたが、クラス最高峰の高比重、後方重心バランスは狙ったポイントへのアプローチを容易にし、HAMPBACKの名前の通り、背っ張りで高い体高から発するフラッシングによる明滅効果により今まで引き出せなかった魚へのアピールが可能になりました。
メインで使用している64mmサイズはホームの長良川本流の広い川幅にも対応し、クラス最高峰の高比重と後方重心でロングキャストが可能。ブレのない安定した飛行姿勢で着水時や初動でのライン絡みが激減。また、流れの強い深瀬などの”淵”で素早く沈めたい時などにも威力を発揮。粘り強く破断しにくい泳ぎでレンジコントロールも容易に。3サイズあるのでスレた魚などへはサイズダウンでアピールすることも可能です。
G.H.HUMPBACK(グレートハンティング・ハンプバック)の登場は2021年1月末予定。
これは気になるルアーが出てきましたね。早く来シーズンの実釣で使ってみたいです!
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メガバス(Megabass)