皆さんこんにちは。JB TOP50に参戦しています篠塚 亮です。
今回は私のホームレイクである霞ヶ浦や利根川水系において、これからの寒い時期に私が最もバスを手にする可能性が高いと思っており、かつ得意としている「消波ブロックの釣り」についてご紹介します。
篠塚 亮(Shinotsuka Ryo) プロフィール
消波ブロック攻略法
水温の低下と共にバスを含め様々な生物が、流れを遮り水温の安定する複雑な障害物の中に身を潜めるようになります。特に消波ブロックは規模も大きく、水深も充分に深い場所に設置されていることが多いため、魚たちの越冬場所として最適なのです。
そんな消波ブロックの隙間を“ダイレクト”に狙っていき、バスの目の前にルアーを落としバイトを誘っていきます。
私がこの釣りで、主に使用するのは「ダウンショットリグ」です。
どうしても根掛りを避けられない釣りではありますが、細長い形状のシンカーを使用することでブロックの隙間に挟まりにくくなります。また、リーダーの長さを5cmほどと、”かなり短くすること”でキャストのしやすさが向上し、狭い隙間にもワームを入れやすくなります。
このたった5cmのリーダーがあることによって、ラインを弛ませた際にワームがナチュラルに動き、バイトした際にほんの数cmでもバスの口の奥に深くフッキングができると考え、このようなセッティングにしています。ワームは3インチのリトルレインズホッグ、3.5インチGテールサターンの2種類を多用。
アプローチは可能な限り消波ブロックに接近してキャストすることが重要です。狙う穴に対して真上から落とすのに近い状態でアプローチすることで…
・リグが自然にフォールする
・隙間の深い位置までリグを落としやすい
・バスを掛けた後ブロックにラインを擦られにくい
・根掛りによるロストを減らすことができる
といったメリットを得られます。
もちろん、離れたポジションから狙わざるを得ない場合もあります。その際にはブロックがVの字に重なっている真ん中にキャストするとリグが挟まってしまう場合が多いので、ポジションをずらしてブロックの横棒にラインを掛けるイメージでアプローチすると根掛りを減らせます。
タックルセレクト
さて、この釣りでもう一点重要な部分がタックルセレクトです。特にラインは硬いコンクリートに擦れることが前提なので、気を使いたいところです。
私が使用しているラインはサンラインの「シューター」。
サンライン公式「シューター」詳細ページはこちら
シューターはライン表面の硬度が高いためキズが入りにくく、また超低伸度設計により微妙なロッドワークも的確にルアーに伝えるという、まさに消波ブロックの釣りに最適なラインです。
メインで使用するタックルは2セット。
ロッド:6.8ft ミディアムクラス シンカー:7gという組み合わせに12ポン ド。
ロッド:6.9ft ミディアムライトクラス シンカー:5gという組み合わせに10ポンドを使用しています。
ロッドに関してはクッション性のあるミディアム~ミデイアムライトを”あえて”使用し、バイトを感じたら巻き合わせをすることでラインブレイクを防ぎます。
このようにリグのセッティング、アプローチ、タックルセレクトを完璧にし、あとはひたすら穴を撃つべし!です。
この消波ブロックの釣りは霞、利根川水系のみならず、ある程度の規模の河川であれば消波ブロックが入っていると思いますし、同様に有効な釣り方になると思います。ぜひ、寒さに負けずフィールドで試してみてください。
タックルデータ
ライン:サンライン シューター12ポンド
ルアー:reins リトルレインズホッグ
ロッド:スミス ツアラーVスペック TVC-69ML
ライン:サンライン シューター10ポンド
フック:Hayabusa D.A.Sオフセット ベイトフィネス#1