釣りが好きで、この先もずっと楽しみたい。
そのためには限りある資源は大切にしていきたいもの。だからこそ、必要以上に釣れたり、食べるには小さすぎる魚だったり、そもそも食べない魚は”キャッチ&リリース”が重要なわけです。
ですが、針を掛けてファイトそしてキャッチする釣りは、魚に対するダメージが大きいのも事実。100%元気にリリースすることは難しいかもしれませんが「なるべく元気にして帰す」これなら少しの配慮で誰にもできるはず。
クイックストップ【Gimik】
トーナメンターでもあり、獣医師でもある上手 健太郎さんが代表を務める「Gimik」のアイテムで、特許出願中の水生生物の止血パウダー「クイックストップ」。
価格:税込¥2,800
Gimik公式「クイックストップ」詳細ページはこちら
針を飲まれれたり、体に刺さったり。釣りをしている上でどうしても避けられない魚の出血。過度な出血は、多かれ少なかれ死の直接的な原因にも。
そこで、獣医師の監修により魚類学の根拠に基づき開発されたのが「クイックパウダー」。
では、なぜ血が止まるのか。HPによると…
傷付いた血管表面を2種類の作用が異なった繊維で物理的に塞ぎ、止血します。この成分は、魚類の粘膜成分と同等のため、結果的に水中では、魚全体をコートし、ネットなどで傷付いた体を保護します。また、粘膜成分で保護することにより、釣られたあとのショックを軽減させます。
免疫反応をしっかりと活性化し細胞の増殖を促します。コラーゲンを積極的に魚自身が作ってもらうことで、リリース後の創傷治癒を促します。
マイルドにライブウェル内で点滴作用。釣られることにより、魚はショックを受けやすくなります。その際には、マイルドな作用とはなりますが、魚の浸透圧を調整することで、体内の水分量を安定化させ、血液量の維持に努めます。
出典:Gimik公式HP
つまり、クイックパウダーは薬ではなく、魚類と同等の粘膜成分で傷ついた血管を保護、物理的に出血を止めるというもの。人間で言う”ジェル状の絆創膏”と同じような働きをするんだそう。ちなみに…バスをはじめソルトの魚、またウーパールーパーなどの両生類、そして塩分を含んでいるのでシみますが…人間にも効果があるとのこと。
気になる使い方
※画像はエラからの出血
体表の傷にはクイックストップをそのまま塗布。エラヘの塗布の場合、止血点がゲル化するためエラからの酸素供給が不足し酸欠となる傾向があるそうで、止血を確認後は、止血した部位に付くゲル化した止血剤を洗い流す。
出血後は特に魚がショック症状を起こし傾くことが多いので、体勢維持を行う。
動画で使い方をチェック
なお、注意点としては…
本製品『クイックストップ』は止血剤であり、輸血剤ではございません。魚の血液量はおよそ64ml/kgであり、致死量を超える出血量(※2)に対しての効果はございませんのでご注意ください。
(※2)およそ20ml/kg出典:Gimik公式HP
もちろん、釣った魚は出血だけが死因ではないですし、中にはファイト中に出血量が致死量に至る魚もいるはず。無論、釣った後速やかにリリースするというのが、最善というケースも。
すべての魚が救える…というわけではありませんが、こと出血に関してはこの止血パウダーで救える魚がいるというのも事実。
バスのみならず、ソルトの魚にも使えるGimikの「クイックストップ」。気になる方は要チェック。