【反応しない3つの原因を知ることが重要】アジの居場所はどうやって探す?家邊克己がアジングで釣れない時に釣る方法を伝授!
前回は、ナイトゲームにおけるアジの狙い方について紹介しましたが、今回は実際に釣りをしていて釣れない時の対処法について解説していきます。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
自分のパイロットルアーを決める
実際アジを釣っていてアタリがない場合どうするかですが、最初は自分のパイロットとしているジグヘッドとワームを使います。何回も行ったことがあるポイントの場合は以前釣れたジグヘッドとワームで問題ありません。
初めて行かれる場所の場合は、最も自分が使い易いジグヘッドを使用してください。僕の最初に使うパイロットジグヘッドは「ストリームヘッド」(0.8g)で、ワームは「パフネーク2.2in」の”ひまわり”か”ともしび”、「キメラベイト」の”はなちらし”か”ともしび”などをその時の気分で使います。
ウエイト | 数量 | 本体価格 |
0.3g / 0.5g / 0.8g / 1.0g / 1.3g / 1.5g / 1.8g | 5個 | 400円(税抜) |
サーティフォー公式「ストリームヘッド」詳細ページはこちら
全長 | 1Pac入数 | 本体価格 |
2.2in. | 8個 | 450円(税抜) |
サーティフォー公式「パフネーク2.2in」詳細ページはこちら
全長 | 1Pac入数 | 販売価格 |
2.0in. | 8個 | 450円(税抜) |
サーティフォー公式「キメラベイト」詳細ページはこちら
パイロットルアーを通しても反応しない主な原因は?
これで各レンジを上から下まで探り、それで釣れなければ投入地点も変えて探ります。全てを行った上でアジから反応がない場合は、以下のようなケースが考えられます。
①アジの密度が薄くてジグヘッドのフォールスピードが速い。
②手前にアジが居らず遠投が必要な時。
③そこにアジが居ない
この3つが釣れない原因と言えるでしょう。では、これらについてそれぞれ説明していきます。
アジの密度が薄い時に釣る方法
まず、アジの密度が薄い場合についてですが、アジは水族館で見られるように円を描きながらプランクトンの中を通って捕食していきます。
ですが、全てのアジがワームに対して反応する訳ではないので、アジの密度が薄いと反応するアジが来るまでプランクトンの中にワームを留めて置かないと食わないことになります。
その通過時間は、ジグヘッドの重さに関係してきます。
ジグヘッドが重いと早く沈むので、より長く留め置くにはジグヘッドを軽くするか「ゼログラヘッド」のように沈下スピードを遅くしたジグヘッドを使わないとテクニックで行うには限界があって難しくなります。
ウエイト | 数量 | 本体価格 |
0.3g / 0.4g / 0.5g / 0.6g / 0.7g / 0.9g / 1.1g / 1.3g | 3個 | 550円(税抜) |
サーティフォー公式「ゼログラヘッド」詳細ページはこちら
ですので、1gなら0.8gに0.8gなら0.5gにというように順番に軽くして、留め置く時間をより長くしていくのです。
逆に遠くにアジがいて釣れない場合は、ジグヘッドを重くすることにより、更に遠くを探ります。
ですが、遠投をしてしまうと当然探る範囲が広く深くなり細かく探っていると時間が物凄く掛かり、遠くなればなるほどアバウトになってしまうので、沖を探るにも範囲を決めて探るようにします。
この場合も0.8gでやっていたのを僕の場合は1.3gに、それで何もなければ1.8gに変えて2.5g、3.0gと変えていきます。
沖を釣る場合に効果的な2つのメソッド
そして沖を釣る場合に結構多いのが、ボトムステイパターンです。
同じように表層からボトムまで探るのですが、その時にボトムに一旦ジグヘッドを置いて時々ロッドを煽りながら段々手前に寄せてきてアタリを待ちます。
その時は引っ張らない程度に少しラインを張った状態で待ちます。
ボトムステイの場合、アタリの出方が通常よりも色々でコンッとでないでグズグズというような変な感じや、カサカサというような感じだったり…。
とにかく様々な伝わり方で出てくることが多いので、それを感じて即反応してフッキングする場合とすっぽ抜ける場合があります。
すっぽ抜ける場合は少し間を置いてからアワセるとフッキングすることもあるので、合わない場合は色々試してください。
沖でレンジキープをする時、ジグヘッドが重いとレンジキープするには結構早く引かないといけません。キープ出来ないから密度が薄ければ当然アタリは少なくなるので、僕はフォローとして「Sキャリー」を使用します。
lineup | 1Pac入数 | 価格 |
1.5g / 2.0g / 2.5g / 3.0g / 4.0g | 2個 | 560円(税抜) |
サーティフォー公式「Sキャリー」詳細ページはこちら
「Sキャリー」は、普通のインターシンカーと違って非常にゆっくり沈みます。
大体0.4gのジグヘッドと同じくらいの沈下速度で沈むので、遠くをゆっくり探りたい時には非常に有効なものです。
ラインナップは1.5g、2.0g、2.5g、3.0g、4.0gと5種類ありますが、それぞれの違いは重さだけでどれも沈下速度は同じになってますから、使い分けは狙う距離でしています。
使い方ですが、リーダーに通すのでリーダーを60cm〜80cmと通常より長く取り、別売りになりますが「Sタッチ」というスイベルと浮とめが一緒になったキットを通します。
1Pac入数 | 価格 |
3個 | 650円(税抜) |
サーティフォー公式「Sタッチ」詳細ページはこちら
そしてジグヘッドを結び、「Sタッチ」のスイベルに「Sキャリー」を付ければ出来上がりです。
ジグヘッドが0.5g以上であればジグヘッドが先行して沈んでいくので、ジグヘッド単体と同じような感覚でアジングができます、特にジグヘッドを「ゼログラヘッド」の0.6gを使うと相性がいいのかより明確なアタリが出てくれます。
沖の表層でアジがライズしている時などはSキャリーは非常に有効なので、タックルボックスに忍ばせているといざという時に役立ちます。
アジが居ない時は素早く見切る
このようにして、ジグヘッドの重さを変えたりSキャリーを使ったりして遠近を探り、それでも釣れなければ移動を考えられるか移動先がないようでしたら、繰り返し色々試してみてアジの回遊を待つかになります。
こうしてアジを探し、最初に何らかのアジからのリアクションがあってアジがいることが分かれば、ジグヘッドの重さが決まります。
その後、今使用しているワームの反応がイマイチだなと思った時にワームを変えていきます。
大きさはそのままで、カラーをクリアーを使っていたならそれをソリッド系に変更して反応を見てから反応がなければサイズを小さくします。
そうやってもアタリがなければジグヘッドの形状を変えます、「ストリームヘッド」から「ザ・豆」への変更や「ゼログラヘッド」への変更などして探って、いなければ回遊を待ちます。
ウエイト | 数量 | 本体価格 |
0.3g / 0.5g / 0.7g / 0.9g / 1.1g / 1.3g | 5個 | 400円(税抜) |
サーティフォー公式「ザ・豆」詳細ページはこちら
ですから、移動しないで粘る場合は色々考えてできることを全てやり尽くすのが大事。逆に移動先がある場合は、さっさと移動した方が効率的です。
移動する場合知っておく必要があるのは、そのポイントの潮位差が大きい地域かどうか。
潮位差が瀬戸内海だと大きい春や秋は大潮だと4m近くありますし、そうすると通常のポイントには水がなくなってしまい、通常でも2m位は楽にあるのでシャローは釣れなくなります。
ですからそのような潮位差がある地域は満潮を中心に釣行時間を考えないと釣りにならないということになります。
新しいポイントに移動しようと考えた時に後から来た人に釣られるのは嫌だと考えたら、一切動けなくなりますからそんなことは気にしないで、今ここには自分が釣れるアジは居ないと割り切って移動してください。
いるか居ないか分からないところで、粘るよりも移動先がある場合は移動してフレッシュなアジを狙う方が気持ち的にも切れなくて良いと思います。
次に続きます。
WEB連載 家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」は毎週 日曜日 配信!
過去の記事もぜひチェック!
過去の連載記事はこちらから、チェックしてみて下さい