今年は東日本でもタチウオ釣りが好調なようで、聞いたところでは宮城県でもタチウオがオカッパリで釣れたとのこと!
これが、今年だけのレアケースなのか…はたまた今後は東日本でタチウオがますます釣れるようになるのか…興味深いですね。
ちなみに西日本では12月下旬頃までタチウオ釣りは楽しむことができます。
ですから、今から始めるのでも遅くありません。まだタチウオを釣ったことがない方や、興味のある方!今を逃すと次は来年になりますよ!
ということで、ここでは堤防からルアーを使って狙うタチウオ釣りの今さら聞けない基本中の基本と、実はかなり釣果に差がでる発光体のローテーションを紹介します。
幸田 達郎(Tatsurou Kouda) プロフィール
タチウオ狙いのショアジギング
私が初心者さんにまずオススメするのは「メタルジグ」と呼ばれる疑似餌(ルアー)を使ってタチウオを狙う「ショアジギング」です。
使う釣り道具、タックルもシンプルですし、常にジグを動かして魚を誘うため、退屈もしません。
アクション中に「ガツン!」と来るバイト(アタリ)はたまりませんよ~。
また手も汚れず、エサを買う必要もありませんので、一度体験するとクセになること間違いなしです。
まずは、場所や時間帯など、タチウオ釣りの基本情報からお伝えします。
タチウオを狙う場所、釣り場って?
釣行前に、近くの釣具店さんやSNSで情報を集めるとよいでしょう。
タチウオが回遊する場所は日々変動しますので、事前の釣果情報は要チェックですよ。
身近な堤防であれば、できれば足元から水深がある場所、そして外洋に面した先端部分がオススメです(人気の場所ですけどね…)。理由は、潮がよく当たり、タチウオのエサとなる小魚が集まりやすいためです。
他には、常夜灯がある場所や、堤防の角など、とにかく変化がある場所を狙ってみましょう。
タチウオがよく釣れる時間帯は?
タチウオは基本的には夜行性ですので、夕暮れとともに沖から接岸してきます。逆に日中は岸からは遠い深場にいることが多いですが、全く釣れないということはありません。
そういうことから、数が釣りやすいのは、日没前後の夕マヅメと日出前後の朝マヅメとなります。
タチウオ狙いのタックルは?
まずは竿(ロッド)。ショアジギング専用ロッドがあればベストですが、使うジグの重さを扱うことが出来るシーバスロッドやエギングロッド、ワインド用ロッドで流用可能です。
ラインは、PE0.8号前後で、リーダーはフロロカーボンの3〜5号(12lb〜20lb)を1ヒロほど結束します。お好みでその先にワイヤーリーダーを装着するのもありです。
リールは、上記のラインが150m程度巻けて、快適に使用できるモノでしたらOKです。
タチウオがよく釣れるジグのアクションは?
基本的には、ただリールを巻く、「タダ巻き」でもOK。
で、少し慣れてきたらロッドを1回アオるたびに1回リールを巻く「ワンピッチジャーク」に挑戦してみましょう。
タチウオがよく掛かるフッキング法は?
アタリは手元に「ガツン」と来ることが多いです。
不自然に糸が緩む時もアタリですので、とにかく違和感があれば積極的にアワせていきましょう。
タチウオ狙いにオススメのメタルジグ
とまぁ、ここまでショアジギングでのタチウオの狙い方に触れてきましたが、ここで、タチウオ狙いのオススメメタルジグを紹介します。
それが「メタルジャッカータチウオ」です。
「メタルジャッカータチウオ」は、その名の通り、タチウオ釣りに特化したメタルジグ。
詳細はこちらから!
「メタルジャッカータチウオ」は、タチウオの習性の一つである、光に寄ってくる走行性に訴えかけるメタルジグです。
具体的には、ジグに設けてあるスリットに、「ケミホタル」などの発光体をセットすることで、光でのアピールが可能となっています。
ジグの操作に自信がない方でも、発光体の光でタチウオを寄せることができるので、オススメですよ。
セット可能な発光体は下記の通りです。
- 「ルアーライト25」
- 「ケミホタル25」
- 「ルミコ(レッドを除く)」
発光体のカラーの使い分け
発光体の光には色があります。その色の使い分けでもタチウオの反応が変わってきます。
ちなみに今年、新発売となった「ルアーライト」は全4色で、「メタルジャッカー」シリーズには25サイズが適合します。
では、それぞれの色の特色を説明します。
グリーン:信頼と実績の王道カラー。
発光体の代名詞「ケミホタル」でおなじみの色で、タチウオ以外にも多くの魚種での実績があります。
緑の光は、植物性プランクトンが多い内湾での透過性が高い光です。沿岸には黄~緑色に発光する生物が見受けられます。
まさに、アピールしつつナチュラルに誘う、万能色です。
ブルー:澄み潮に効く、ナチュラルカラー。
外洋や澄み潮では、青色の光が最も遠くまで届くとされています。
一般的に魚類の色覚は、赤色側よりも青色側の感受性が高くなっており、青色の光を敏感にとらえることができます。
関西だと、太平洋に面した和歌山県の釣り場などで相性が良いでしょう。
ピンク:派手過ぎず、地味過ぎない、硬派な実績カラー。
ルミカの人気発光体「太刀魚&いか」でも採用されている、タチウオ狙いの超実績カラー。
赤と同じ色相でありながら、赤よりも明度が高いのがピンクで、輝度が高いだけに、赤色よりも離れた場所まで到達します。
黄緑色を見慣れたスレた魚に強く、中・大型魚の集魚に効果を発揮する色です。
オレンジ:アピール重視のハイアピールカラー。
こちらもルミカの人気発光体「パワー太刀魚」で採用されている超実績色。
私が使っている中で、今シーズンで最も釣果を上げているカラーです。
オレンジは、夕マヅメにもっとも効果を発揮しますので、釣行予定がある方はぜひ1本持って行ってみてください。
ちなみに、海釣り公園でのオカッパリでも「ルアーライト」のオレンジカラーが活躍しますよ。詳細はコチラ!