本格的なスポーニングシーズン(産卵期)に入り、盛りあがりマクってきた琵琶湖のバスフィッシング。ゴールデンウィーク期間がめちゃめちゃ楽しみですね。
その琵琶湖ですが、ウイードの成長であったり、水位の増減であったり、水質的なことであったり、その年その年で状況が異なるため、毎年、何かしらの理にかなった「トレンド」的なパターンが発生してくるのですが、その「トレンド」的なパターンで、今、キテるのが「バイブレーション」なんです。
ちなみに今年の春の琵琶湖、特に南湖のボートフィッシングでは、プリスポーン狙いの「スイムジグ」パターンがブーム的な状態で続いているのですが、濁りが入ったりなど、スイムジグに反応がイマイチな時のある意味バックアップ的なパターンとしてバイブレーションの高速巻きというパターンがありました。
ところが、昨冬が記録的な暖冬で降雪が極端に少なかったため雪解け水の流入も少なく、琵琶湖全体の水がイマイチ停滞気味だったこともあり(琵琶湖の深呼吸といわれる全循環も記録的な遅れとなったほど)、濁りが入りやすいため、バイブレーションへの反応が例年以上に良好で、バックアップどころか今やデカバス捕獲から数釣りまで楽しめてしまうアングラーが増えてきているというのが現状のようです。
このパターンで使用するバイブレーションですが、泳層が深く、強めの波動をだすバイブレーションプラグがハマっているよう。
具体的には、ジャッカルのTN70シリーズ、デュエルのハードコアXXバイブ、バレーヒル・ガイドプライドのLV500GPなど。
2m前後のフラットウイードでの高速リトリーブなどが代表的なパターンです。
▼TN70
▼ハードコアXXバイブ
使い方のキモは「高速リトリーブ」。バスにルアーを見切られないためと、リアクションを誘発するために、しっかりと泳ぐ限界の速度で速く巻いてみましょう。
ちなみに、このお話は琵琶湖のボートからの釣りのトピックですが、暖冬や降雪の状況は全国的に同じなので、濁りやすさなどは大きな傾向としてほかのフィールドでもハマるかもしれません。
琵琶湖はもちろん、他のフィールドでも、濁りが入ればかなり面白い釣りができる可能性を秘めているので、「濁ったらバイブレ高速巻き」を意識しておくと、よい出会いがあるかもですね。
▼最後にバイブレーションでのキャッチ率をあげるためのコツです。ご参考までにどうぞ!