エクリプスより登場している「フルフロウ120F」。
以前紹介した記事ではアクション性能や飛距離などのスペックを中心について解説しました。
今回はその使いどころやレンジについて触れながら紹介していきます。
今まで表層の一つ下のレンジを攻略できるフルフロウ120F
エクリプスといえばアストレイシリーズはじめ表層系に強いルアーが多いかと思います。
表層系はアピール力に優れ、集魚効果も高い反面、足場の高い磯や少し波が高いシチュエーションでは対応しきれない場合があります。
また、これまでのシリーズでは沈むといっても60~70㎝前後で、なかなか表層から一つ下のレンジを攻め切れないという課題もありました。
出典:YouTubeチャンネル「ECLIPSEsaltTV」
そこで開発されたのが、この「フルフロウ120F」です。
一つ下のレンジを攻めきれるために潜行深度を60~100㎝までと設定し、波や潮の流れのなかでも安定したスイミングができる用に設計されています。
そういった点からもこのフルフロウ120Fはサーフや河口エリアなど、波や離岸流といった外的要因が強いフィールドでもしっかりアクションを起こして安定したアピールを行うことが可能になります。
水中で暴れるアクションではなくナチュラルさを意識したローリング
従来のルアーでは中層に潜るのルアーは激しい動きや暴れるといったアクションが多くありました。
しかし、このフルフロウ120Fはローリングメインのアクションにすることで「乱反射」を武器にアピールすることが可能です。
この光の乱反射効果は、瞬間的なアピール力に優れながらも、水中でよりナチュラルさを演出することに特化しています。
またローリングをメインにすることで、波や強い潮の流れに対し、水をしっかり受け流してくれるのでアクションの乱れが少なく、泳ぎに安定性が増す仕組みになっています。
一方のウォブリングの場合では波などの外的要因で、ルアーが水面にはじき出されてしまうことも多いため、そうした状況下でもフルフロウ120Fは真価を発揮できるバランスが調整されています。
とは言え、ローリングのみのアクションでは引き抵抗が少なく操作感度が下がってしまいがち。
そこで3割のウォブリングアクションを取り入れることで、水をかみつつロールする操作性に優れた比率になっています。
ちなみに、このフルフロウのフック位置、フロント側に寄りすぎている設計になります。
これにも実は理由があり、立ち上がりのレスポンスを実現するために、内部のウエイトボールはタングステンを使用しています。
キャスト時は後方に重心を移動させ、飛距離のカバーに、そして立ち上がり時は前方に重心が寄ることでレスポンスよくする狙いがあります。
つまり、より立ち上がりのアクションを良くするため、なるべく前方へ重心を移動する必要があり、フックをセンターではなくフロント寄りに設置しています。
エクリプス公式フルフロウ120F詳細ページはこちら。
詳細はYouTubeチャンネル「ECLIPSEsaltTV」にて公開されています。
ぜひチェックしてみてください。