【アジの活性/プランクトンの居場所】家邊克己が日々のアジングで実践!ワーム&ポイントセレクトについて詳しく解説
今回は前回の続きです。先週のブログをご覧になってから、読んでいただけると内容がより分かりやすいと思います。
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
大きなワームから使い始めることが大切
続いて、ワームの選び方についてお話していきます。
ワームの大きさに迷われることが多いと思いますが、これはアジの活性で決まります。逆に言えばアジの活性を探ることができます。
これは単純で、アジがお腹を空かしていることにより決まります。
私達でもそうですが、お腹が空いているとガッツリと食べたいですよね。アジも同じでお腹が空いている時は沢山食べたいので、大きなワームを食べます。
ですから、最初は大きなワームを使い始めるようにします。大きなワームには、大きさ故に目立つ効果があります。
アジのように目の大きな魚は目で餌を追うので、目立つワームは見つけやすくて反応させやすいメリットがあります。
そのようなことで、大きなワームから使い始めることがほとんどです。今のパイロットワームは「パフネーク2.2in」か「キメラベイト2in」。これらを軸に、アジの反応によって段々サイズを小さくしていきます。
全長 | 1Pac入数 | 本体価格 |
2.2in. | 8個 | 450円(税抜) |
サーティフォー公式「パフネーク2.2in」詳細ページはこちら
全長 | 1Pac入数 | 販売価格 |
2.0in. | 8個 | 450円(税抜) |
サーティフォー公式「キメラベイト」詳細ページはこちら
パイロットカラーを使った後にサイズダウン
アジングをする上で、知っといて欲しい大事なことがあります。私達はワームをビニール製で食べられない物と知っていますが、アジは分からないのでワームを見つけた場合口に入れて確かめるしかないのです。
ですからアジに確認させることが重要で、その為には見せること見つけてもらう必要があります。
ほとんどの方がビニールだとバレてはいけないと思って動かしてしまってアジから隠してしまいますが、その逆で動かさずに確認させる感覚で釣って欲しいのです。
そしてカラーですが、僕の中のパイロットカラーは、「パフネーク2.2in」の”ひまわり”と”ともしび” 「キメラベイト2in」の”はなちらし”と”ともしび”です。
どこでも通常の状況であれば、これらの4種を最初に使い始めます。
ひまわり
ともしび
はなちらし
ともしび
しかし水質が大雨やウネリなどで濁っている場合は、ソリッド系や強グローのワームを使う場合もあります。
ソリッド系とは向こうが透けていないワームのことです。外灯の明かりを通して見たら影がハッキリ見えるので、シルエットがハッキリします。
そういった理由で濁った時などに有効と言われてますが、実際には濁った時だけでなく色々な場面でソリッド系のワームが有効なのです。
最初にパイロットである4種のワームのどれかを使い、反応がないようならソリッド系のワームを使い、それでも無反応ならサイズダウンをしていき、最終的に「jr.」まで使います。
これが僕の基本的なワームの使い分けです。
実釣において大切なこととは?
そしていよいよ実釣編です。
まず港を探さないといけないのですが、普段釣りをしている港ならアジが釣れているか分かると思います。
しかし、初めて行く港の場合は全く情報がないと困るので最初に釣具屋さんへ行って目指す港はサビキでアジが釣れているかを確認するのです。
サビキでアジが釣れているとアジがその港にいることになります。
アジが全く入っていないと、サビキ釣りの人も居ません。アジが居ないといくら頑張ってもアジを釣ることができないので、もしアジが釣れていないのなら釣れている港を聞いてそこに行くようにしてください。
そして港に入った時に何を最初に見るのか? 一番最初に気にしないといけないのは風向きです。
今はプランクトンが日本国中のアジのメインベイトですから、風によって運ばれたプランクトンの位置を知る上で風向きが非常に重要になります。
その次に重要なのが外灯。灯りがあるとそれにプランクトンが寄り付き、アジも外灯を好むので寄ってきます、またそこにプランクトンが居れば離れなくなります。
プランクトンは潮によって運ばれるのと潮の流れがあると、潮上から餌が流れてきます。アジは流れに正体し、全てのアジが同じ方向を向くのでワームを見つけてくれる確率が上がり、潮通しの良い場所はアジが集まり釣れやすいポイントになります。
ですから、外灯があって潮通しの良い堤防先端は一級ポイントになり、人が集まりやすいのです。
でも、堤防先端だけがポイントかと言えばそうでもなく、アジングの面白さで港内にもポイントは沢山あります。その判断をする上で重要なのは風向き。
外灯はプランクトンを寄せてアジを寄せると言いましたが、アジが寄る要因として絶対に必要なものではありません。
絶対に必要なものは餌です。今の場合プランクトンということで、外灯がなくともプランクトンが溜まっていればそこにアジは寄って離れなくなります。
プランクトンは潮目で引き込まれない限り、表層を漂っています。ゴミと同じようなモノなので、ゴミが溜まる所にプランクトンも溜まります。
港内で考えると風の当たるコーナー部分にゴミが良く溜まっているのを目撃したことがあると思いますがそこへ溜まるようになります。
風が吹くことによって、流れが起こりその流れが護岸に当たり跳ね返り、それが風の流れにぶつかり潮目ができ、潮目に入ったプランクトンは潮目によってできる沈む潮(沈降流)により引き込まれ沈んでいきます。
潮に引き込まれ、力がなくなった所でどんどん溜まります。そこにプランクトンの塊ができてアジもそこへ入り、餌を食べに集まってきます。
これは1つの例ですが、このように風の方向や潮の流れ外灯などを考えてポイントを見つけるのがアジングの楽しさなのです。
次に潮目の話ですが次回に続きます。
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