魚を掴むアイテムとしてフィッシュグリップというジャンルの釣り道具がありますよね。
多くのフィッシュグリップは、1魚種限定っていうよりも、けっこう汎用性のあるものが多かったりします。
でも今回、とりあげるのは、何とアジング専用のフィッシュグリップなんです。その名は…。
HMグリップ【34サーティフォー】
えっ! アジング専用のフィッシュグリップ――――⁉
と驚いた方も多いかもしれません。記者も驚きました。
だって、アジング専用!!ですから!
さてそのアジング専用フィッシュグリップですが、どこのメーカーが作っているのか?というと34サーティフォーなんです。
34といえばアジング伝道師の家邊克己さんのメーカーですよね。
でそのグリップの商品名はHMグリップとのこと。
HM? って何?と思われる方も多いと思いますが、実はhorse mackerel=ホースマッカレルの略で、ホースマッカレルとは英語でアジだそうです。 なるほど…。
さて、HMグリップですが、まずはどんなモノなのか?プロト段階で撮影した写真があるので、まずはご覧ください。
あれっ? それって第一精工のガーグリップでは? 思った人! かなり鋭いです。
なぜ鋭いかというと、ガーグリップの風合いがあるから!
実はHMグリップは開発段階でガーグリップを元に加工しはじめて作ったアイテムだそうで、ガーグリップの風合いが残っているもの当然といえば当然なんです!
元々、家邊さん自身、ガーグリップの大ファンで、かなり長い間愛用してきていた経験の持ち主。家邊さん自身はガーグリップに不満はないようなのですが、手の小さい人だと、少しだけ掴みにくいという話を聞き、それならば、手の小さい人でも(大きい人でも)アジを掴みやすいグリップを作ろうということで、ガーグリップを加工し、形状をどうすれば、手の小さい人でもアジを掴みやすいのか?を煮詰めていったとのこと。
アジを掴みにいく場合、多少、手を握る方向に動かすことになるんですが、その時に開口部が下の写真のように狭まってしまう傾向となってしまうようで、特に手の小さい人は、よりその開口部が狭くなってしまうため、アジが掴みにくいという現象が起きるようなのです。
どうすれば、手の小さい人でもアジを掴みやすくできのか?を家邊さんは考え抜いて、試行錯誤を繰り返した結果、ある結論に辿り着いたんです。それは…。
手で握る部分の形状を狭めること!
下の写真の黒いのがガーグリップ、その下のグレーのモノがHMグリップ。
そしてグリップを開いた状態の時に開閉部を最初から広くとる。という2つのことだったようです。
HMグリップは握っていない状態で開閉部の距離がひろいのが分かるはず
そして実際、HMグリップでアジを掴みにいく、軽くグリップを握った状態の写真がこちら!軽く握った状態でも開閉部がけっこう開いているのが分かるでしょ!
ちなみに、HMグリップについては家邊さんご本人も動画で解説いただいたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
HMグリップは2017年9月下旬に34サーティフォーから発売予定。秋のアジングシーズンはこいつで掴んでみたいですね。