2017年7月7日-9日に奈良県・七色ダムで開催された日本屈指のバスフィッシングトーナメント、JBトップ50シリーズ2017年第3戦「東レソラロームCUP」で、小林知寛選手が見事に優勝したのはすでにお伝えしているのだが、ウイニングルアー&パターンが明らかになったので、お伝えしよう。
小林知寛選手が狙った魚は、ずばり見えているビッグフィッシュ!
まず初日に最下流クリーク周辺で4315g、61cmという正真正銘のビッグママをキャッチ。
リグはボウワーム12インチ高浮力モデルのウナギリグ(ダウンショットリグ風)で、カラーは「アカハラ」という、いわゆるイモリ色。
スタンプの又の間にいたバスに投入し、掛けても獲れない状態であればフッキングせずに吐かせ、確実に穫れる状態で食った時にフッキングしたという。
七色ダムのバスは非常に学習能力が高く、いくらスポーン期のバスだとはいえ簡単には獲れない。チャンスは1度だけと分かっているからこそ、確実に穫れる状況まで待つことにこだわった。
そして決勝は、前日の終了間際に最上流エリアで見つけていたビッグフィッシュ狙い。3番フライトの利点を活かし一直線にポイントへ向かい、フッキングを重視し、スタッガーワイド4インチの10gダウンショットリグで約3kgのビッグフィッシュをキャッチし、見事に栄冠を手にした。
これがロクマルを仕留めた「ウナギリグ」
初日、4315g、61cmというモンスターを仕留めたウナギリグがコレ!
ボウワーム12インチ高浮力モデルを中通しでセンター付近にフックセット(写真はストレートフックだが、61cmを釣ったものは同じ場所にオフセットフックをセット)。
ヘッド部に5gシンカーをぶら下げ、まるでウナギが底に泳いでいくように縦に落とすことにこだわったとのこと。
カラーはアカハラというイモリカラーで、着底の瞬間にギランと赤が見えることでビッグバスが反応するという。
フック位置は相当試行錯誤したらしいが、やはりセンター付近がベストだという。
なお、小林選手は今回の優勝でトップ50シリーズ2勝目、年間ランキングでも4位に浮上。
次戦以降も、その豪快な釣りっぷりに期待だ。