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今江克隆のルアーニュースクラブR「スプーンに全集中〜難解な中層のワカサギ喰いバスをカンタン釣るために〜」の巻 第1022回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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名作「グルグルX」との出会い

そんな難解な「スプーン」だが、今から7年以上前に「ワカサギスプーン」なるモノを試作し、以後、アップデートされたプロトを試作、忘れた頃にブログにもアップしていた。

この「ワカサギスプーン」を考えた最初のキッカケが、実に13年も前になるTOP50芦ノ湖戦である。

この時もブログにアツく書いているが、ワーム禁止の芦ノ湖戦で、サイトフィッシングの最終兵器として秘かに投入したのが知る人ぞ知るトラウト用名作スプーン?「グルグルX」である。

このアイスキャンディの棒のような、わずか1gのスプーンの動きはまさに驚愕のものだった。

2003年、17年前のJBワールドシリーズ芦ノ湖戦で、その驚くべき能力に衝撃を受けた「グルグルX」。 過去、最も多くのバスを手にしたスプーン。この動きをバス用スプーンで実現できたらと、試行錯誤が始ったが…

「ハイピッチジグザクロール」とでも言うのか、ハイピッチでロールしながら左右にジグザグフォールするアクションは、サイトで見えバスを狂わせる驚くべき能力があった。

サイトだっただけに、バスがどのタイミングで猛反応するかを逐一見られたのだが、明らかに「細かくロールしながらスローフォールするグルグルXが、サイドから逆サイドにスイッチするタイミング」で狂ったようにバイトして来た。その動きは感動的ですらあったが、同時に大きな泣きドコロもあった。

それは…

  • 極薄スリムで1g程度の超軽量ウェイトゆえに出せるアクションだということ
  • フックが小さすぎて切り返しの瞬間にバスが喰い損ねマクること
  • 水深2mをフォールするのに10秒近くかかること

だった。

そして「ワカサギスプーン」へ…

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