巻きモノシーズンと言われて久しい秋。巻いて魚釣れてますか?
夏を引っ張っている魚はカバー撃ち?ターンオーバーで食い渋る魚にはフィネス? そう。個人的に…秋は釣り方が絞りづらく苦手な季節。
やりきったら釣れるんだろうな…なんて思いつつ、バイトがないと不安に駆られ、やりきれない・釣れないという負のループ。
出典:YouTube「RAID JAPAN Official Channel」
…そんな折に、こんな動画。
秋のため池で控えめに言ってもめちゃくちゃ釣ってます。大小サイズ問わず一日で30匹以上。どうやらこの釣りが「秋のため池で一番釣れる」と言って良いほど、”とにかく釣れに釣れる釣り”とのこと。
その釣り方とは…“レベルバイブブーストをただ巻くだけ”。
「レベルバイブブースト」とは、レイドジャパンから発売されているメタルの様でメタルじゃない、コンパクトサイズのバイブレーションプラグ。これをため池のシャローフラットでただ巻くだけで、どんなルアーよりも!どんなワーム(リグ)よりも!たくさんのバスを連れてきてくれるという。
レベルバイブブーストとは?
ではなぜ、釣れるのか。
まずは、レベルバイブブーストがどんなルアーなのか紐解く必要がありそうです。
まずは、テッパンのような見た目ながら“プラスチックボディでできている”ということが最大の特長みたいです。
そのため、アクションは極めてシャッドライクなハイピッチナチュラルアクション。つまり、バタバタ暴れる鉄板系は冬のリフト&フォールがメインになりますが、このブーストはリフト&フォールはもちろん、ただ巻きも使える、そして釣れると。
加えて、そのラインナップの多さも特筆すべき点。 5g/7g、9g/11g、14g/18gの計3サイズ6ウエイトがラインナップ。飛距離だけではなく、自分が使いたいスピードやレンジによって使い分けることが可能。
そして、カラー。鉄板ではなくABS製だから透過性カラーが作れる。つまり、普通のメタル系ルアーには不可能な透けるカラーもラインナップされているという。
厳寒期は水質がクリアアップするので、いかにも鉄板…なギラギラは嫌う傾向の魚も多いですが、透けるカラー=ナチュラルカラーが多いレベルバイブブーストは特に厳寒期にはかなり差を出すことが可能なんだそう。
で、気になるのが使い方ですよね。そこで、レイドジャパンスタッフの中でも「レベルバイブブースト」を多用する2人にアレコレ聞いてみました。
岡さんの使い方
1人目は岡さん!
動画でボコボコに釣ってる張本人。まずはこの人に聞かないと!…というわけでインタビュー。
長いこと(25年以上)ため池でバス釣りをしてきて、秋の減水ため池では間違いなく一番釣っているルアーがレベルバイブブーストです。
僕の使い方は、秋のため池では特に5g~11gを多用。7gを基準にして、さらに浅い場所を狙いたい場合には5g、深い場所を狙いたい場合には9g、11g…と重くしていくイメージです。また、同じレンジでも早く巻いてスピードで騙したい場合にも重くする、逆にスローに巻きたい場合には軽くする…といった感じにシステマチックに使えるのがブーストの強み。
秋はリフト&フォールではなく、ただ巻きで探っていく事がほとんど。キャストしてから一度ボトムを取り、ゆっくり巻いてくるだけ。キモは“1キャストの内に数回ボトムにあたるウエイトを使う”ということ。また、冒頭の動画内で披露している軌道変化巻きはさらに数を絞り出せます。
あとはタックルにも少しキモが。下記のタックルがメインになるんですが、ソリッドTIPを採用したMLクラスのスピニングロッドにPEラインを組んでいます。
このタックルの利点として…
・とにかく飛距離が出る
・遠方でのバイトやショートバイトを掛ける事ができる
・ルアーのフックに枯れウィードがかかった場合に強く短くロッドをあおったりリーリングスピードを上げることでウィードを切ることができる
・細かいリフト&フォールが可能
といった感じ。とにかく一匹でも多くブーストで釣りたい方にオススメなセッティングです。
●ロッド:GLADIATOR Anti GA-611MLS-ST 『Stride』(RAID JAPAN)
●リール:18EXIST FC LT2500S-CHX SLPWセミオーダーシステム(SLP WORKS)
●ライン:シーバスPE 0.8号(TORAY)+ルアーリーダー10lb(TORAY)