タチウオ釣り、タチウオゲームが各地で盛り上がってきました。
ルアーでタチウオを狙う際、特に堤防などでのオカッパリで釣る際には、いろいろな釣り方、メソッドがあります。
ここでは、タチウオ釣りのスペシャリストであるエコギア・プロスタッフの北野雅朗さんに、この3つを知っていれば、オカッパリでのタチウオ釣りはバッチリという、ワームを使った釣り方を紹介してもらいました。
ダートの釣り
まず紹介するのは、ワームを左右にダートさせてタチウオを誘う、いわゆる「ダート」の釣り方。
この釣り方にオススメなのが、「パワーダートミノー105、同90」を「パワーダートヘッド」にセットしたリグ。
「パワーダートミノー」は、105mmと90mmを、その時のベイトフィッシュのサイズやフォール速度(90mmの方が速い)などで、タチウオの反応を見て使い分けるとのこと。
「パワーダートヘッド」は、14gをメインに、向かい風時や速いアクション(フォール)に反応がよい時に、20gをセレクトしているそうです。
北野さん的には、アシストフックの装着は必須だそうで、その際「マグネットキーパー」をワームのボディにネジ込み、アシストフックを固定することでキャスト時やアクション時にアシストフックが絡むことを防ぐことができるのでオススメとのこと。
このリグの使い方は、キャストして任意のレンジまで沈め、ワンピッチでロッドをシャクることで、リグを左右にダートさせます。
そして、時折フォールを入れて食わせの間を入れる。コレの繰り返しです。
つまり、左右にダートさせてタチウオに興味を持たせ、フォールで食わせるイメージ。
リズミカルにロッドをアオることで、テンポよくタチウオを誘う釣り方なので、タチウオの活性が高い時や、時合など、手返しよく釣っていくシチュエーションで効果的です。
スローダートの釣り
次に紹介するのが、シャッドテールのワーム「パワーシャッド」をゆっくりめに小さくリフト&フォールさせて、スロー気味なアクションで食わせる「スローダート」の釣りです。
この釣り方にオススメなのが、「パワーシャッド4インチ」を「3Dジグヘッド」にセットしたリグ。
「パワーシャット4インチ」は、ヒレ部分の少し前をカットすることで、「3Dジグヘッド」にピッタリのシルエットになります。
「3Dジグヘッド」は、14gをメインに、向かい風時や速いアクション(フォール)に反応がよい時に、20gをセレクトしているそうです。
こちらも、アシストフックの装着は必須だそうで、やはりマグネットキーパー」での固定がオススメとのこと。
このリグの使い方は、キャストして任意のレンジまで沈め、ワンピッチで超スローに小さめにロッドをシャクることで、リグを小さくリフト&フォールさせます。
シャッドテールが抵抗になり、フォールがかなりスローになるのが特長で、リフトでタチウオに気付かせて、スローフォールでタチウオに食わせるイメージ。
スローなアクションでタチウオを誘い食わせる釣り方なので、タチウオの活性が少し落ちてきた時や、時合が終わりかけてきた時など、ダートの釣りで反応がイマイチな時に威力を発揮します。
テンヤの釣り
3つ目に紹介するのは、エサとルアーを融合させたような画期的釣り方、「テンヤ」の釣り方。
この釣り方にオススメなのが、「エコギア熟成アクア スーパーどじょうM」を軽量の「テンヤ」にセットしたリグ。
テンヤは、堤防などのオカッパリで使いやすい「快適波止タチウオテンヤSS」の2号(約8g)から4号(15g)をセレクト。
写真のように「エコギア熟成アクア スーパーどじょうM」をテンヤのフック部にワイヤーを使ってしっかり固定して使用しています。
このリグの使い方は、基本的に投げて巻くだけ! タダ巻きです。
巻くだけで、ボデイがリブ構造になっている「エコギア熟成アクア スーパーどじょうM」がウネウネとアクションし、微波動を発生させてタチウオを誘います。
その波動に気付いて寄ってきたタチウオが、「エコギア熟成アクア」素材の匂い等に反応し、エサを捕食するようにバイトするイメージ。
エサ釣りに近いので、ある意味あらゆる場面、シチュエーションで有効ですが、先に紹介した「ダート」の釣り、「スローダート」の釣りにタチウオの反応がイマイチな時は、是非この「テンヤ」の釣りを試してみるべきとのことです。
ちなみに、このタダ巻きでタチウオがアタってくるけどフックアップしない時は、タダ巻き中に少し巻くのを止める、いわゆるストップ&ゴーで食わせるキッカケを作ると急に掛かりだすことも多いそうですよ。