視認性や扱いやすさなど、エギングにライン求められる性能は枚挙にいとまがありませんが、「感度」「強さ」というのは特に重要な要素ではないでしょうか。
触れるだけのようなアタリや、潮の変化などを手元に伝える「感度」。そして、瞬間的に強い力がかかるジャークや、藻場や磯などを安心して攻めたり、キロアップのモンスターと対峙するにも「強さ」は必要です。
強さと感度、そのどちらもを備えたラインがシマノから登場。
Sephia8+
エギング用の8本撚りのPEライン「Sephia8+」。
シマノ公式「Sephia8+」詳細ページはこちら
感度がいい
まず、感度の良さについて。
このラインには製造時にラインを編むときに縦方向だけのテンションではなく、全体にしっかりテンションを掛けて”締め込み”ながら編んでいくという「TOUGH CROSS 2」という製法が採用。
分かりやすく言うと、FGノットなど摩擦系ノットで結束部分を締め込むと、色が変わって固くなりますが、それに近い状態を製造の過程で行っているというもの。
これにより、繊維同士がしっかり干渉し構造が安定、結果伸びが極端に少なくなりルアーの操作性・感度が向上。
また、表面が硬化することで、擦れなどにも強くなり強度も増すというメリットも。
強い
このラインに採用されているのは日本製の原糸で、高強度・低伸度が特長の高分子量ポリエチレン「IZANAS®」のアップグレードモデル。そもそも素材からして強いもの採用。
※IZANAS®は東洋紡(株)の登録商標です。
表面を特殊なシリコンでコーティングされている(ヒートシンクコーティングされている)というのも強さの秘訣。
ナイロンラインが170~180℃程度で溶けるのに比べ、PEラインは一般に熱に弱いとされ、140℃の温度で溶けてしまう。
そのため、熱の伝導率が低く耐熱温度が約150~250℃ほどもある特殊なシリコンでPEラインをコーティング。
熱に強い。その結果、強いジャークや大型のジェット噴射時などの急な突込みにも対応できるという特長が。
製造の過程でラインを編み込む時に、ボビンの軌道別に逆方向に編み込むというもの。この製法により、糸を均一に編む事ができ、さらに強度をUPする効果あるそうな。
号数 | 最大強力lb(kg) | 長さ(m) | カラー | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|
0.4 | 9.3(4.2) | 150 | 5カラー | 2,830 |
0.5 | 12.2(5.5) | 150 | 5カラー | 2,830 |
0.6 | 14.8(6.7) | 150 | 5カラー | 2,830 |
0.8 | 18.5(8.4) | 150 | 5カラー | 2,830 |
0.4 | 9.3(4.2) | 200 | 5カラー | 3,400 |
0.5 | 12.2(5.5) | 200 | 5カラー | 3,400 |
0.6 | 14.8(6.7) | 200 | 5カラー | 3,400 |
0.8 | 18.5(8.4) | 200 | 5カラー | 3,400 |
0.4~0.8号まで、0.1号刻みで4種類、それぞれ150mと200m巻きがラインナップ。
秋イカシーズンにぜひ!