今江克隆のルアーニュースクラブR「ホバストの応用テク!サスペンドホバリングとハドルスイマー・エラストマー」の巻 第1019回
サスペンドホバリング!
「ハドルスイマー」エラストマー化の本来の狙いは、ワームでの「水中サスペンドホバリング」を実現できるか…だった。
正直、これが一番苦戦し、コロナ禍もあったが来春まで発売を見送った理由である。
サスペンドさせるため、そして姿勢を決めるためのネイル挿入穴位置の試行錯誤、0.6~0.9gネイルシンカー、もしくはジグヘッドで、ほぼサスペンドする質量調整には頭を痛めさせられた。
そしてサスペンドさせられても、逆にリップの無い「ハドルスイマー」を狙いの水深まで沈めるにはどうすればいいか?
浮き上がり過ぎても、沈み過ぎても、長時間移動を抑えて粘れる「サスペンドホバリング」は難しい。
その解決点が「ハドルスイマー」の背中のフラット面を活かしたネイルセッティングだった。
「ハドルスイマー」は、その角ばったボディ背面がバイブレーションプラグの頭のようにリップの役目を果たしてくれる。この背面抵抗を上手く活かせれば、中層で移動をさらに押さえられるうえ、浮き上がってくることも防げる。
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