こんにちは。紀ノ川をホームに、全国をオカッパリで釣り歩いているさすらいのバサー、鈴木基悦(もっくん)です。
台風が1つ、また1つと過ぎるたびに朝夕が涼しくなってくるこれからの時期、いわゆる「秋爆」を求めて釣りに出掛ける人は少なくないと思います。
秋にはターンオーバーという、下手すりゃ真冬よりも釣れないのでは…レベルのやっかいな現象もありますが、今回ご紹介する紀ノ川のようなリバーフィールドではターンオーバーに悩まされることもほとんどありませんので、この秋は是非リバーフィールドにチャレンジしてみてはいかがでしょう!?
今回、この原稿を書くために紀ノ川に短時間釣行して、グッドサイズも登場!それも踏まえて、僕なりの秋のメジャーリバーオカッパリ攻略法3選をご紹介してみたいと思います。
鈴木 基悦(Motoyoshi Suzuki) プロフィール
パターン1:キラーズベイトで台風後のドチャ濁り攻略!
台風がよく到来するのこの時期、絶対に外せないルアーはキラーズベイト(オリジナル)の#09ブラックカラー、もしくはキラーズベイト・オーバーを使ったマキモノパターンです。
ガンクラフト公式「キラーズベイト」「キラーズベイトオーバー」詳細ぺージ
この巻きモノパターンは“大雨後に濁りが入った際”にはまさに無敵の強さを発揮。
狙い目は大雨直後もしくは数日後、流入河川からクリアな水が入り始めたタイミング。
流入河川のカレントが効いた部分はもちろんですが、紀ノ川のモンスタークラスはむしろ濁りとの境目(マッドライン)に潜んでいます。
ここでのキモはトレースの仕方。
なるべく、マッドライン上を長く引けるトレースラインを考えてキラーズベイトを巻くのですが、バスは必ず濁りの強い側に潜んでいます。
そこで、流れの向きに合わせてバスの頭が向いている方向をイメージしながらトレースラインを選択します。
もちろん1キャスト目に食ってくることがもっとも多いのですが、数キャスト目に食ってくることもしばしばあるので、ここぞ!というポイントではしばらく粘ってみるのも大切です。
また、かなりバスが入れ替わり立ち替わりしているため、良いポイントなら短時間おきに何度も入り直してみるのも吉ですね。ハマれば連発もあり得るのがこのパターンです。
雨の降り始めで、まだ濁りが入りきっていないタイミングなら…超強波動が特長の「キラーズベイト・オーバー」。
一方、すでに濁りが入ってしまっていれば、カラーアピールの強いオリジナルの「キラーズベイト」。カラーは#09ブラックが個人的に高実績です。
実は…今回この原稿執筆のご依頼をいただいたタイミングで、ネタ作りのために大雨後の紀ノ川に短時間釣行。
そこでキラーズベイト(オリジナル)の#09ブラックカラーにて狙い通り(このサイズともなるとむしろ予想外!)の55センチクラス捕獲に成功!
濁ったタイミングでのキラーズベイト、ほんと間違いなしです!
僕はキラーズベイトを使うとき、ちょっとしたチューンを行っています。
それはワッキーチューブをアーム根元に装着するという方法。これを行なえばアーム伸びが激減し、結果キラーズベイトがものすごく長寿命化されます。
やり方は至ってシンプルで、φ4ミリのワッキーチューブを7~8ミリくらいの長さにカット、それをアーム根元に伸縮装着するだけ。
アーム伸びにくくなればフッキング率も上がる気がしているので、是非キラーズベイトを使用する際はお試しあれ。