ルアーフィッシングの超人気ターゲット、アオリイカ。
アオリイカの産卵は春で、その時期に合わせて全国各地で産卵床の設置が行われているのをご存知でしょうか。
主催団体はさまざまですが、日本釣振興会、地元遊漁船、釣具屋、メーカー、自治体などが協力して行われています。
具体的に何をしているのかというと、アオリイカが卵を産み付けやすい木の枝をロープでくくりつけたものを設置場所まで船で運び、海底に沈めます。設置にはダイバーの協力や、たくさんの人の力が必要であったりします。
そんな産卵床プロジェクトですが、5月18日に和歌山県白浜沖で「田辺・白浜アオリイカ産卵床プロジェクト」が行われました。
こちらは日本釣振興会が主催、白浜町、釣り具メーカー、釣り具ショップ、ダイバー、遊漁船、プロエギンガーの協力によるプロジェクト。
下の写真は2015年5月に三重県の引本湾で行われた「アオリイカパラダイスプロジェクト」で撮影。
地元遊漁船・エヌテックマリンさんが中心となって毎年開催しているもので、昨年で9回目。
10回目を迎える今年は、5月14日に開催予定です。
硬い葉としっかりとした枝を持つウバメガシという広葉樹を使用。
水深10m前後の海底へ産卵床10機を設置しました。
産卵床設置後は、ダイバーによる定期的な産卵調査が行われ、プロジェクトの成果を確認。
その様子は「アオリイカパラダイスプロジェクトフェイスブックページ」で報告されています。
このような取組みは全国各地で行われています。
出典:アオリイカコミュニティ
ヤマリアさんのアオリイカ産卵床設置支援プロジェクトのブログです。
昨年は神奈川県、静岡県、兵庫県などで行われています。
出典:公益財団法人日本釣振興会
日釣振の事業として、和歌山県、三重県、静岡県などでも行われています。
いつまでも釣りが楽しめるフィールドが今後も増えていくことを願いたいですね。