鋭敏な先調子を生み出す「ステップレングスデザイン」
「ポイズンアルティマ 5ピース」は「均等寸法」というマルチピースロッドの既成概念が払拭され、#4のバットピースから#1のティップピースへいくに従って短くなる不等長のステップレングスデザインを採用。
節の長さに起因する制約を排除し、ピース設定の自由さを得たなかで、独自のロッドアクションを実現。
1ピースロッドは素材にはじまりブランクスの径や肉厚、テーパーデザインなど、設計的な手法で調子を作るのに対し、ステップレングスデザインのマルチピースは、節の長さを変えることで、物理的に先調子へ寄せることも可能。
「ポイズンアルティマ 5ピース」では曲がりの起点を意図的に先に寄せ、1ピースでは成し得ないメリハリの利いた鋭敏な先調子を実現。
「フルカーボンモノコックグリップ」と「カーボンシェルグリップ」が採用
もちろんグリップにも注目。
ベイトキャスティングモデルの”1610M-5”、”1610MH-5”には軽量&高感度の「フルカーボンモノコックグリップ」、スピニングモデルには高周波を感知しやすい「カーボンシェルグリップ」を採用。
ベイトモデルに搭載された「フルカーボンモノコックグリップ」は、リールシート後方からリアグリップまでを中空一体構成型した新次元グリップエンド構造で、カーボンモノコックグリップより振動伝達率が28%アップ、研ぎ澄まされた感度が最大の特長。
その進化形であるトライアングルシェイプのリアグリップは、腕との接触面積を増やすことでルアー操作やファイト時の安定性の向上に貢献。また、V字型の下面部はキャスト時の方向性を正確に掴むことができ、フォロースルーでの軌道修正も容易。
一方、スピニングモデルに搭載された「カーボンシェルグリップ」は従来、コルクやEVAで構成されていたスピニングロッドのフロントグリップをカーボン成形により中空化。
高周波を感知しやすくなり、ラインが水を切る振動すら指先に伝わる高感度を実現。繊細な操作が求められるアップロックタイプのグリップにおいて、ブランクスにタッチすることなく、まるでピンセットで仕掛けを扱うようなデリケートなタッチが可能に。