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今江克隆のルアーニュースクラブR「異形すぎるド中層攻略ルアー!ヘルターツイスターと爆ヤバアイテムを紹介」の巻 第1017回

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思わぬアイテムとのマッチングがヤバかった!

このようにして「ヘルターツイスター」はスピナーベイトとは違った、むしろアラバマ系リグのDNAを多分に受け継ぐ集合波動ルアーとして、プロトテストの中でも破格と言える実釣テスト実績を残して完成した。

完成した「ヘルターツイスター」の実釣テストは、もはや文句ナシの結果。ド中層オスプレイフォールで喰うバスはみなデカいのが特徴。大型フック採用で、トレーラフックは全く必要を感じない

ところが、そのリリース確定と同時に思わぬ奇跡的な出会いが待っていた。それがイマカツ・スタッフのドクター青木プロが擬似餌屋オリジナルとして製作販売していたスピナーベイトのチューンアップパーツ、「+BLADE プラスブレード(G-nius project )」とのまさかのマッチングである。

正直なところ、今江的には「ヘルターツイスター」とスピナーベイトは明確に違うジャンルのルアーと確信していたため、従来のスピナーベイトにアタッチメント式でブレード枚数を増やす「+ブレード」にはあまり興味がなかった。しかし、「ヘルター」が完成した今、アラバマ系リグのDNAを色濃く受け継ぐ「ヘルター」に、「プラスブレード」の4枚ブレードの大きさが妙にマッチしそうな気がして、試しにダメモトでセットしてみたところ…まさに目からウロコが落ちるほどの衝撃を受けた。

4枚ブレードの「ヘルターツイスター」に、4枚ブレードの「プラスブレード」を装着することで、8枚ブレードのハーモナイズ効果は一気に何倍もの威力を増した。

しかし、何より、まったく別々に開発してきた2つのルアー(1つはアタッチメントだが)が、奇跡的とも言えるほどのマッチングを見せたことが何よりも驚きである。

最初は「ヘルター」が逆さまに泳いだり、回転したりしたのだが、アーム角度をちょいと調整することで8枚が見事なハーモナイズを魅せる完璧な遊泳姿勢になった。ブレード同士のワイヤーへの絡みもなかったことは、まさに奇跡的な偶然の寸法マッチとしかいえない。

ちょっとこのまま製品化したいと思ってしまうほどの「ヘルターツイスター」に「プラスブレード」を装着することで、完璧な「合法アラバマ」が偶然にも完成してしまった。

もちろん「ヘルターツイスター(エコ登録済み)」も、「プラスブレード」アタッチメントもJB/NBC認証済みルアーである。(JB/NBCルールでは意図的に複数匹を同時に釣り上げることを目的(可能)とするルアー、リグの禁止、及び傘状の形状に複数のフックが装備されているか否か使用時に判断しにくい紛らわしいリグ状のものを原則使用禁止としている。審議は製品提出の上で本部審査されトーナメントでの使用認否が判断される。)

もちろん「ヘルターツイスター」は、単独4枚ブレード使用でも実釣テスト段階から破格の結果を出し続けている自信のルアーである。しかし「ヘルターツイスター」が、倍の8枚ブレードとなった時、そのトーナメントでの未知の可能性には久々にワクワクしている今日この頃であります。

偶然の奇跡なのか、ドクター青木が開発した「プラスブレード」との相性があまりも凄すぎた。「ヘルターツイスター」の合法アラバマ化(JB/NBCトーナメントで使用できる)は、今後、日本のトーナメントシーンを席巻する可能性を秘めている

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