何もないド中層で…
もともとは霞ヶ浦タマネギ巾着攻略用の「網のようなカバーも横倒れ無しで通せること」が重要なポイントだったが、そして当初は「ジンクスミニ」のブレードを流用し、群れのパワーを表現していた。
ところが、ある取材事前調査でクリアウォーターのリザーバーを訪れた折、通常のスピナーベイトブレードより格段に小さいブレードを組合せてみたところ、驚いたことに水深無視の完全なド中層から、どこから沸いて出たのか異次元の喰い上げバイトが続発したのだ。
それはカバーコンタクトを強く意識するスピナーベイトで狙うバスとは対極の「何もないド中層」で、「何にもコンタクトしない」でバイトを誘う能力だった。
それはまさに「アラバマ系リグ」がもつ「集合体」、「塊」としての何かが「ヘルターツイスター」にも備わっていることに気付いた瞬間だった。
アラバマ系リグの本質に迫る!
2 / 4