みなさんこんにちは。ZPIプロアングラーの伊藤雄大です。
秋のシーズン。フィールド全体が適水温となり、バスが広範囲に散らばる季節です。
そんな秋シーズンに有効な釣り方の一つ、ロングワームとオススメのリグを紹介します。
【秋は巻き物?】
「秋は巻き物」雑誌などでたびたび目にするワードです。
確かに広範囲に散らばったバスを素早くサーチするにはクランクベイトやスピナーベイトが有効で、私もよく使います。
しかし、急な冷え込みやハイプレッシャーなどでバスの活性が落ちるタイミングでは巻き物オンリーでは攻略しきれないこともしばしば。
ではワームでスローダウン…となりますが、この時期は表層からボトムまで、つまり縦方向にもバスが散らばります。
アピールを落とした小さいワームではバスに気付かれにくく、効率がイマイチ…。
というわけでロングワームの出番となります。
【ロングワームの魅力】
私は6.5インチ以上のワームをロングワームとカテゴリーして使っています。
ロングワームの長所はやはりなんといってもその艶めかしいアクション。
他のルアーでは表現しにくいウネウネした動きはスレたバスにも有効です。
細長いシルエットで水押しのパワーは控えめなので、視覚的なアピールがメインとなります。そのためステインからクリアまで、水の透明度が高い状況で真価を発揮します。
【3つのリグで全レンジを攻略】
ロングワームで私が多用するリグは3つ。
カバーネコリグ、ノーシンカーリグ、フットボールリグです。
それぞれの特徴を紹介していきます。
6.5インチカットテール(ゲーリーインターナショナル)
CNフック♯3/0(エンジン)
ネイルシンカー0.9~3.1g
ロングワーム展開の初手でセレクトするリグ。
専用フックを使用してワームの中にハリ先を隠すので根掛りしにくく、カバーの中も狙えます。
そのためオカッパリやボート問わず使いやすいセッティングです。
ネイルシンカーを軽くして中層でホワホワとスイミングさせてみたり、重くしてボトムまでサーチしてみたりと広いレンジに対応可能。
このリグでまずはその日のバスのレンジ感を掴み、必要に応じて他のリグに繋いでいくローテが王道です。
ボウワーム高浮力12インチ(エバーグリーン)
タリズマン♯3/0(リューギ)
バスが浮いている場面で効くのがこのリグ。
高浮力ワームの中央にフックを刺します。
水面でボワンボワンと波紋を立てて、バスを水面まで誘い出してバイトさせます。
見えバスのサイトフィッシングにも効くリグなのでお試しあれ。
ヴェイン8インチ(ベイトブレス)
フットボールヘッド5~7g(リューギ)
EZオフセットMサイズ(ZPI)
カバーネコリグで着底後にバイトが集中するなら、このリグも試してみます。
ボトムをトントン叩くイメージでテンポ良く誘えるのがこのリグの特長です。
【フッキングのコツ】
ロングワームはその長さゆえに、フッキングに少しコツがあります。
バイト後即アワセは、ワームのテールだけ千切られてしまうので×。
バイトを感じたら、喰い込ませるイメージでシェイクを続け、リールのハンドルを巻いてラインのたるみを無くしていきましょう。ラインテンションがしっかり張ってからフッキングすれば高確率で掛かります。
バイト後にバスが手前に走ってくるケースに対応しやすいように、リールはハイギアタイプがやりやすいです。
私はアルカンセのエクストラハイスピード(ギア比8.1:1)をこの釣りでは多用します。
【推奨タックルセッティング】
ロッド:アルカンセV68MH
リール:アルカンセRG-C XS
ライン:アブソルートAAA 14ポンド
V68MHは2020年末登場予定のニューモデル。
ロッドティップの適度なハリで、カバーをかわしながらリグを操作できる。
ロッド:アルカンセJW69MHST
リール:アルカンセRG-C XS
ライン:アブソルートAAA 12ポンド
喰い込み重視のソリッドティップセッティング。
ラインも水切れを良くするためにワンランク細くする。
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