【エギングやメバリングに没頭していた時代も?】家邊克己がアジを狙い始めることになったキッカケを詳しく語る
メバル釣りにも没頭
そして新月周りの釣り物を探すようになっていきました。
休みがないので毎日釣りに行かないと気持ちが収まりません(笑)。
高知にはメバルが居なかったのでメバルを釣ってみたくなり、メバルの研究をしはじめました。
四国では高知県以外の県にはメバルが生息しているのですが高知にはいませんでした。
そこでまずは何もわからないので、兎に角メバルロッドといわれるロッドとリールを買い込み、1番近い香川に向けて走りました。
事前情報で庄内半島で釣れているとのことで、行きましたが全く釣れませんでした。
まぁ今みたいにネットの情報がある時代でもないし、見様見真似で始めているわけですから仕方ないのですが、兎に角1回目は丸坊主! それがいけなかった(笑)。
元来の悪い性格がまた出てきて四国中を走り回ることに(笑)。
最初にメバルが釣れたのは徳島の鳴門で激流の中を適当に流していたら勝手に食ってきました。
今ならドリフトと分かるのですが、始めたばかりの僕に分かる筈もなく、同じことをして23cm位のメバルが3匹釣れました。
苦労して釣れた3匹だったのでめっちゃ嬉しくて、それから鳴門通いが始まりました。
鳴門のことが大体分かると、次は最初に行った香川に通い出しました。
庄内半島や屋島などの地磯から沿岸を走り回り、各波止をほとんど回っていきました。
ポイント的にはエギングの時に散々通っていたので大体分かっており、その頃にはメバルのパターンも大分掴めてきていたので、坊主は少なくなっていました。
今の皆さんは、釣り方や道具をネットから情報として手に入れることができますが、その当時はそんなものはないので全て自分で経験し、試行錯誤していました。
大型メバルを狙っている時の出来事
当然時間も掛かったので、毎日釣りに行くことでそれを補っており色々な場所に行くことで経験値を増やして身に付けていきました。
徳島県と香川県に比べて愛媛県はメバルが少ないと聞いていたので、全然行かなかったのですがエギングで行った際に聞いてみると、数は少ないが地磯には尺を超えるメバルがいるとのことでした。
昔からそうなのですが意外に思われる方も居られるかもしれませんが、対象魚の大きさには余り興味がなく尺1匹よりも10匹釣る方が楽しいと思うタイプなのです。
尺が釣れると聞いても余り関心がないので行かなかったのですが、他の県をほとんど制覇したのでそれでは愛媛に行ってみるかと訪れてみました。
そして八幡浜のとある堤防に入り1投目でジグヘッドをえげつない勢いで引ったくっていかれ突然フッとテンションが消えた!
一体何だったんや???
メバルとは全然スピードが違ったのでメバルではないことは分かっていたのですが、姿も見れず再び同じ所に投げて同じようにリールを巻いていると再びアタリ。
今度は上手くフッキングしたようでやたらと走り、何なのか分からない相手に対してやり取りをして、どうにか取り込んだのは尺を超えるアジ!
当時、僕の思っているアジは沖の船釣りで釣れる感覚で、こんな沿岸で釣れるのは、サビキの豆アジくらい。
魚屋に並んでいるような立派なアジがこんな所で釣れるなんて頭になくて思わず”何やこれー!” と叫んでいました(笑)。
しかしその日はアタリに対して取り込める数が全然少なく、掛けども掛けども走り回られてはバレばかりでまったく数が増えませんでした。
アジングにハマッたキッカケとは?
もうショックでメバルのことは頭から完全に消えてしまい、どうすればこの新しいターゲットを釣り上げることができるのか?
頭フル回転させて色々試しました。その時はダメでそこからまた愛媛通いが始まってしまいました。
本当に面白くて、その当時の愛媛はアジが今よりも数十倍多くいました。
30cmくらいのシャローにもアジが沢山いて、大きなアジから選って上から見ながら1匹1匹狙って釣ったりしてアジが食う所の観察なども必死でしました。
何せ分からないことだらけなので、毎日が新しい発見でした。
そうやっている内に釣り方やタックルもメバルと同じではいけないことに気が付き、研究しジャンルを跨ぎタックルなども購入して試行錯誤を繰り返しながら新たな釣り”アジング”にハマっていったわけです。
愛媛は、本当にありとあらゆる釣り場のパターンがあり、シャローからディープ、潮の速いところ遅い所、回遊するアジや居着きのアジがいたり、日本のほとんどのパターンが経験できます。
それぞれに難しさがあってそれらを攻略することによって今の僕のアジングの基礎ができ、その後全国を回るようになって色々な経験を積み応用が始まり今に続いています。
これが僕のアジングの始まりなのですが、アジングはどんどん進化しており、これから先のアジングがどうなって行くのかは分からないのですが、僕自身も非常に楽しみに思っています。
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