時代が進むにつれてスローアクションのロッドが好まれるように
さて、時は流れ2020年。近年アジングではプランクトンパターンが主流になってきましたが、それは当然現在にも当てはまります。
そうなると「いかにジグヘッドを動かさないか」が重要になってきます。
どうしてもファーストアクションのアジングロッドより、スローアクションのロッドが好まれる傾向になってきました(ファーストアクションでも手元の動かし方次第でスローに動かすことは可能なのですが…)。
サーティフォーからここ数年、登場してきたロッドもその傾向を受けスローテーパーのしなやかなロッドが多かったのは確か。
例えて言うなら、「アドバンスメントPSR-60 THE NEXT STAGE」や「アドバンスメントBCR-56」など。
ティップタイプ | 長さ | セクション | 仕舞寸 | リグウェイト | ライン | 自重 | 本体価格 |
ソリッド | 6.0ft(183cm) | 2pc | 95.5㎝ | 0.3~1.8g | 1.0~2.0lb | 74g | 39,800円(税抜) |
サーティフォー公式「アドバンスメントPSR-60 THE NEXT STAGE」詳細ページはこちら
ティップタイプ | 長さ | セクション | 仕舞寸 | リグウェイト | ライン | 自重 | 本体価格 |
ソリッド | 5.6ft(168cm) | 4pc | 47.5㎝ | 0.3~3.0g | 1~2lb | 69g | 39,500(税抜) |
サーティフォー公式「アドバンスメントBCR-56」詳細ページはこちら
「アドバンスメントHSR-63 ver.Ⅲ」はスローとファーストどちらでも活躍!
しかし! いくらプランクトンパターン全盛とはいえ、それこそマヅメ時など活性が高いシチュエーションは存在するわけで、ファーストアクションが活躍する場面が存在することも事実。
スローとファーストどちらとしても活躍するロッドがあれば…。そんな思いを達成すべく開発されたのが今回ご紹介している「アドバンスメントHSR-63 ver.Ⅲ」なのです。
違和感を楽しめるロッド
このロッドはHSRシリーズで培ったファーストアクションの伝統を引き継ぎ、手に持った第一印象は誰もが「ファーストテーパーだな」というものだと思います。
しかし振ってみたり実際にジグヘッドを結んでキャストすれば、すぐにその違いに気付くはず。
言うならば”違和感”。サーティフォーの掲げるこのロッドのキャッチフレーズはまさに「違和感を楽しむ」ということなんです。
では、「違和感」の正体とはいったい何なのか? それは「しなやかさ」。このロッドには独特の柔らかさがあるということです。
「しなやかさ」によって、まさに求めていたファーストとスローの間のような使用感が生まれたんだそう。
実際に、0.3gのジグヘッドをキャストすることも可能でありながら、海外では0.6号のエステルラインと重量級ジグヘッドを使って、50cmを超えるアジをキャッチすることもできたそうです。
軽いものから重いものまでこなす「汎用性の高さ」も特筆すべき点でしょうか。
しなやかさを付加できた理由
このファーストテーパーでありながら「しなやかさ」を付加できた理由はカーボンにあります。
「アドバンスメントHSR-63 ver.Ⅲ」には東レの「ナノアロイ®」という技術を使用したカーボンが採用されています。
さらに通常バットからベリー、ティップにかけて55t→40t→30tというふうに段階的にカーボンのトン数を落としていくのですが、あえて55t→30tというふうに急激に変化させているとのこと。
つまり、これによって独特の「違和感」が生まれているというワケなのです。
実際に現場で使用したアジンガーからは「サーティフォーの最高傑作」との呼び声も高いそうで、開発者の家邊さんもかなりの自信作とのこと。
1本あればマルチに活躍してくれる汎用性の高いロッドなので、どのロッドにしようか迷っている方にもピッタリなのでは…と。 興味がある方はぜひ店頭で触ってみることをオススメします! きっと「違和感」の正体が理解できるハズ!