今年の梅雨入り宣言は少し早すぎたかな…と感じている方は多いはず。例年この時期は雨の恩恵を受けて爆釣となるフィールドも多く、そのようなエリアでは、特にこの印象が強いように思う。スポーニングを終えたバスたちも回復のきっかけとなる雨を待ち望んでいるに違いない。
6月に雨爆による数釣り祭となるフィールドの中でも、秘境リザーバー的存在である三重県熊野市の七色ダムも例外ではなく、雨待ち状態だ。3ケタフィッシュも夢ではない「数の七色」と呼ばれる時期には少しばかり早いかもしれない。
しかし、そんなタイミングだからこそ釣れる魚もいる。6月に入り、ロクマル級の釣果報告がテンポよくあがっているのだ。
現在の七色ダムは、減水傾向と朝晩の低い気温によってバスのレンジはやや深め。水温が温まった午後からはバスが見えることもあるので、サイトフィッシングも可能だろう。なお、七色ダムの水質は基本的にクリアなので、遠投でのアプローチやナチュラルなカラー、弱めの波動がキーワードになることが多いのでルアーセレクトの基準にしてもらいたい。
7月7日からはJBトップ50第3戦「東レ・ソラロームCUP」が開催されるので、どのようなパターンが成立するのか今から非常に楽しみだ。
※注意:関西から七色ダムに向う道中の169号線深瀬トンネル周辺が夜間工通行止めになっている。数時間ごとに30分の通行可能時間があるので、朝イチに七色ダムへ向われる際はご注意を。