みなさんこんにちは。「HAYASHI」のフィールドスタッフ氏家 隆です。
先日より「ロッド」「スッテ」そして「仕掛け」の話と、3回にわたりお伝えしてきました。
なんとなく、イカメタルにはどんな道具が重要なのか…が伝わっていれば幸いです。
さて、これらは言うなれば「道具」の話。釣れる道具があっても、イカのシーズナルパターンや釣り方がわからなければ、活かしきれないのではないでしょうか。
というわけで、今回はイカメタルの釣り方について、私の経験を元にお話できればと思います。
イカメタルのハイシーズン
まず、イカメタルのシーズンですが年々各地のスタートが早くなった気がします。
特に今年の石川県で言うなら、5月中旬から始まり群れが抜けたり入ったりとロングスパンで釣れていますし、上手くいけば九月・十月のブドウイカ(ケンサキイカの亜種)まで楽しめそうです。
その頃になると、夜焚きにアオリイカまで顔を出し始めるので、ナイトティップランを同時に楽しむこともできます。
私はイカメタルのハイシーズンは年に2回あると考えています。
主に春(初夏)の大型狙いと、お盆周辺の数釣りパターンです。
春(初夏の)大型狙いは産卵絡み。アオリイカの“春イカ狙い”と言えばわかりやすいでしょうか。
ケンサキイカの場合は、大体6月の頭くらいから中頃くらいまでのタイミングが狙いドコロ。
この時期はやはり大型が釣れるのが最大の魅力で、40㎝を超えるモノやなかには50㎝を超えるような大型のケンサキイカまで狙えます。
2回目のハイシーズンは真夏。
お盆前~8月いっぱいが数釣りが楽しめるタイミングです。
サイズこそ20~30㎝とやや小ぶりなモノ多いですが、釣れるその数は70や80、良い時だと3桁釣果なんていうこともあります。
地元石川県での話ですが、実際に全国で釣りをしてみて情報を集めてみると、そこまでタイミングにズレはありません。
もちろんその年によって遅い早いはありますが、6月の頭くらいから大型狙い、少し落ち着いて8月になるとぼちぼち数狙いがはじまるな、くらいに思っておくと良いと思います。
ただし、数釣りが成立するのはここ石川県が最北。実際に新潟や富山でも試しているのですが、どういうわけか多い人で10~20杯くらいまで。これは、そもそものイカの生息域の差もあると考えています。