愛知県を拠点として、”釣れるルアーは釣り場でしか生まれない”をコンセプトに、バス、ソルト、トラウトなど幅広いジャンルのルアーを数多く輩出しているブランドとして知られているのが「バスデイ」。
今回はそんな「バスデイ」から新たに登場する、強風下での遠投性能にこだわった135mmの新作フローティングミノーをご紹介します!
GYOKUSAI 135F 玉砕 【バスデイ】
「GYOKUSAI 135F 玉砕」は、かなり特殊な内部構造を持つ超ブッ飛び系の135mmフローティングミノー!
対象魚は、シーバス、ヒラメ、マゴチ、ブリなど!!
一見すると、シンプルなフローティングミノーに見えるかもしれないけど、実は、強風下の季節風や向かい風など、タフな状況でも超ブッ飛び、しっかり泳ぐ「対風・最強兵器」として開発されたのがこの玉砕なんです!
なお、「玉砕」というネーミングには、強風を玉砕してフィッシュイーターを狙う!という意味が込められています!
サイズ | ウェイト | カラー | フック | リング | 本体価格 |
135mm | 31.7g | 全8色 | #2 | #4 | ¥2,500+税 |
フックは2フックで番手も大きく設定されており、ターゲットが青物でも安心な強度
バスデイ公式「GYOKUSAI 135F 玉砕」詳細ページはこちら
対風・最強兵器として開発されたのが玉砕
さて、この玉砕の開発が、どういった いきさつでスタートしたのか? についてですが…。
開発者の大林 朗さん(インスタ)が、サーフや大河川、ロックショアなどで、シーバスを中心に青物、フラットフィッシュなどを狙っていく中で、シャロ―ミノーの能力としてキョーレツに欲しくなったというのが、強風下での飛距離と、安定した泳ぎ!
釣り場に出ると、無風の方が珍しく、たいていの場合は、強い向かい風、横風などの条件での釣りとなり、そんな状況で広大なシャロ―を効率よく攻め切るためには、シンプルに風に強いシャロ―ミノーが欲しくなったそうな。そこで、開発に着手したのが、この玉砕だったというわけ!
強風下でもぶっ飛ばすためには、必然的に重たいウェイトを背負うことが必要
では、風に強いブッ飛び系ミノーを完成させるために、開発者の大林さんが、どういうアプローチをとったのか? というと…。
1つが、かなり重量級のウェイトを採用することでした。
大林さんいわく、風の強い状況下での遠投性能を求めた場合、シルエット的なアプローチももちろん大事だけど、最終的には、超重量系のウェイトを乗せることが、どうしても必要だったとのこと。
ただ、重たいウェイトを乗せた場合、従来の重心移動システムであるシャフトグライダーシステムだと、どうしてもウェイトが、その重さゆえに前方にとどめ続けることが難しく、強い力で泳がせていると、アクション中にウエイトが後方に移動してしまう可能性を消すことができなかったそうな。
そして、もしアクション中に重たいウェイトが後方に移動してしまうと、アクションが破綻してしまう…。
そこで、重たいウェイトで飛距離を伸ばすことができ、さらにアクション時には前方に重たいウェイトを留めておける、新しいウェイト固定システムを作ることになったというわけ!
新発想!TSL(トーションスプリングロックシステム)の開発に成功
かなりの重量級ウェイトを乗せ、しかもアクション時にウェイトを前方にとどめ続ける、新しいシステムの開発は難航を極めたそうなのですが、最終的には開発に成功!
で、注目のその新重心移動システムとして生まれたのが、従来から定評のある「シャフトグライダーシステム」と、新機構の「TSL(トーション スプリング ロックシステム)」という2つのシステムを融合させたモノだったんです!
「シャフトグライダーシステム」と新機構の「TSL(トーション スプリング ロックシステム)」は、いったい、どういうものなのか? 1つずつ説明していきます1
円柱タングステンウェイトがシャフト上を移動する「シャフトグライダーシステム」
まず、シャフトグライダーシステムは、円筒形のウェイトがシャフト上を移動して、飛距離UPさせるという構造。
ちなみに「GYOKUSAI 135F 玉砕」には、超重量級のウェイトを搭載! バスデイ開発史上初となる8mm径・14.5gの円柱タングステンウェイトが搭載され、強風化でのぶっ飛び性能を実現!
しかも、超重量級の円柱形ウェイトの採用により、ウェイトルーム内におけるウェイトの遊び幅が少なくなったことで、飛距離だけではなく泳ぎの安定性も向上。これまで球体ウェイトで発生していた転がり音も解消され、スレた魚にも違和感を与えにくいというメリットも生まれたのでした!
新機構のTSL(トーション スプリング ロックシステム)が加わることで更に飛ばせ、安定したスイミング姿勢が実現
シャフトグライダーシステムに加え、新作「玉砕」から新たに開発・搭載されたシステムなのが「”TSL(トーション スプリング ロックシステム)」と呼ばれるモノ!
TSLは主に、飛距離UPと安定したスイミング姿勢を実現させるために開発された新システム。
背中に配置されたダブルトーションバネと呼ばれるスプリングが、様々な利点を生んでくれるんです!
実際、TSL(トーション スプリング ロックシステム)が、どんな感じで機能するのか? ぜひ動画でチェック!
キャスト時一連の動作で、TSL(トーションスプリングロックシステム)が、どんな働きをするのかみせるのか? 少し詳しく見ていきますね!
この新発想TSL&シャフトグライダーシステムを搭載することで、実際どれぐらいの飛距離を実現したのか?
飛距離テストの模様が撮影された動画があるのでぜひチェック。
玉砕 飛距離テスト
スローでもシッカリ泳ぐ強めのローリング&ウォブリングに設定
強風下でも飛距離を伸ばす、玉砕に採用されている新重心移動システムについては、お分かりいただけたと思うので、続いてはアクションについて。
アクションはスローでもシッカリ泳ぐ強めのローリング&ウォブリングに設定されていて、タダ巻きで攻めるのが基本。
新機構のTSLによってムービングウェイトがシッカリ固定されることで、まるで固定重心のようなキレのある泳ぎが特長。
また、手元にもシッカリ振動が伝わるので、視界の悪い夜の釣りでも流れを感じとれるので使用感が高いのも特長となっています!
ちなみに軽いダートもさせることができ、またダート後に比較的素早くバランスを戻してくれるので、タダ巻き中に、時おりエッセンス的に軽いトゥイッチを入れてあげるのもアリ!
玉砕 水中アクション動画をぜひチェック
潜行深度は、サーフや、大河川のシャロー、干潟などでバイトチャンスの多い1m未満設定!
潜行深度は1m未満に設定。
この1m未満のレンジというのは、サーフや干潟などに、ベイトを追って入ってくるフィッシュイーターたちが最も効率的に狩りをしやすいレンジ!
玉砕のカラーバリエは全8種
カラーバリエーションはギラギラフラッシング系のハイアピールカラー、ローライトや濁りが入った時に有効な膨張色、サワラにも有効なカラーなどがラインナップされた全8色展開。
以上、シーバス、青物、フラットフィッシュゲームを面白くしてくれそうな「GYOKUSAI 135F 玉砕」を詳しくご紹介しました。
是非試してみてくださいね!