全国各地のフィールドでは、スポーニングシーズンも終盤を迎え、バスたちは産卵で消耗した体力を取り戻そうと果敢に捕食行動を行うようになる。
ただ、果敢とはいうものの、ハイスピードな巻きモノを追うほどの活性が高いわけでないので、この時期はフォールやステイを織り交ぜることができるルアーや戦略が必要とされるわけだ。
中でもとりわけ強いのが、表層系のトップウォーターであるポッパーだ。縦ストで産卵の疲れを癒しながら、近くを通るベイトを捕食するバスには、水面でネチネチと動くポッパーが非常に捕食しやすいのだ。
ただ、野池でポッパーを使う場合にネックとなるのが、その大きさゆえのキャスタビリティの低さにある。一般的なポッパーは60mm前後のサイズ感が多いわけだが、このサイズとなるとウエイトはだいだい7g前後。このウエイトでは満足に対岸のシェードやオーバーハングの最奥を狙い撃つことが困難となるケースが実は多い。
そこで、野池などの小場所での使いやすさを突き詰めたのが、O.S.Pのラウダー60だ。
ラウダー60は60mmと小粒ながら、8.4gと少し重ためのポッパーに仕上がっており、たった1.4g程度の違いだが、これだけでキャスタビリティが格段に向上している。また、ウエイトをテール部に集中させることにより、一般的なポッパー比べはるかに高い飛距離を実現しているのだ。
さらに、飛距離だけでなくウエイトを後方に配置することで、水中ではかなり立ち気味の姿勢でバスにアピールする一方、上部に大きく突き出たカップ形状(ロングノーズ)により、立ち姿勢からでも大きなポップサウンドを発生させることができる。
- 先日、野池にて行ったO.S.P代表・並木敏成氏による実釣では、アフターの回復系に狙いを絞り、ラウダー60と昨年発売されたラウダー70で、55cmのビッグフィッシュを頭にド迫力の水面炸裂ゲームを見せてくれた。
その模様は、YouTubeのルアーニュースTVにて公開中なので、ゼヒこちらもご覧いただき、アフター攻略の参考にしていただきたい。