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【Let’s オクトパッシング】岸ダコ入門マニュアル☆タックル、仕掛け、釣り方を詳しく解説!

Reprinted Source:TSURISOKU
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梅雨明けの頃にピークを迎えるのが波止のマダコ釣り。

通称「岸ダコ」と呼ばれ、人気のある釣りです。夏バテ解消の食材にも最適なターゲットですよね。そんな岸ダコ(がんだこ)のタックル、仕掛け、釣り方などを詳しく解説していきましょう。

タックル&アイテム

垂直護岸でのマダコ釣りは、タコジグという独特の小さなタコを模した針を使って、波止際に引っ付いてエサを探すマダコを狙います。マダコは違和感を感じると、岩や壁面にへばり付いたり、隙間などに潜り込むので、掛かったら一気に障害物から引っぺがして上げるのが基本です。

そこで、竿はとにかく硬い物。専用の硬くて短い竿が市販されていますが、硬めのバスロッドや船竿でもOKです。リールはパワーのある両軸リールか中型~大型スピニングで、道糸はPEなら6号以上、フロロは10号以上を使いましょう。

仕掛け

垂直護岸でのマダコ釣りに使う仕掛けは、タコジグと呼ばれる掛け針を使用します。タコジグには頭部の中にオモリが付いた物と、発泡や樹脂が入っていて浮くタイプがあります。これは、タコジグを複数付けていろいろなタナを探りたい時に、下部にオモリタイプ、途中に浮くタイプを付けるため。人によっては全てをオモリタイプにする人もいます。

出典:ハヤブサ
出典:ハヤブサ

また、形状やカラーも様々で、最近では種類がグンと増えています。早朝や日中など明るさで乗りのよいカラーが違ったりするので、数種類用意しておけば、釣果アップが期待できます。

狙うポイント

マダコとイ貝は切っても切れない関係です。特に垂直な護岸では、潮間帯(潮の満ち引きで露出したり水に浸かったりする部分)の少し下にイ貝の層ができます。ここには、カニなどマダコの大好物のエサがたくさん潜んでいます。

マダコがエサを取るために集まるから、必然的によい釣り場となるのです。また、自分が身を隠せるケーソンの継ぎ目や波止の凹凸、スリットなどがあれば格好のポイントになります。

ケーソンのつなぎ目。こういったところはタコが多くいます

釣り方

垂直護岸の釣りでは「マダコは壁際から離れない」のを念頭に置いて釣りをしましょう。従って、タコジグが壁から離れるほど釣れる確率は下がります。

そこで、壁から15cmほど離して仕掛けを入れて、イ貝の層の下辺りに1番上のタコジグが来るようにタナを設定します。その場で、竿先を軽く上下させて、タコジグが踊るように演出しましょう。数回チョンチョンと動かしたら少し上げてみて、タコが乗っていたらズッシリと重くなるので、そのまま大きく壁から離すように合わせ、有無を言わさず浮かせて抜き上げます。

イ貝や壁に付着する生物などが掛かる場合もありますが、とにかく違和感を感じたら合わせるのがミソです。

釣果アップの心得

タコジグの釣りでは壁際を探るので、よく何かに引っ掛かります。これを回避するには、タコジグを小さく動かしながら竿先で下げていくのが良いです。

掛け針は上を向いているので、タコジグを上げれば掛かりやすいのですが、下げれば引っ掛かりにくいです。また、竿先を下げていくと、途中で底に着いたかのように、フワッとそれ以上沈まなくなる事があります。これがタコのアタリです。タコが乗って仕掛けが沈まなくなっていることが多いので、軽くなれば大きく合わせましょう。

上からのフォールを意識して釣ろう。サミングしながらストップ&ゴーを繰り返し、フワフワとシェイクさせるのも有効。乗るタナを覚えると、手返しよく攻められます

岸ダコは6~11月までがシーズンです。誰にでも入門しやすく、コツをつかめばすぐ釣れますが、テクニックで差の出る釣りでもあります。釣り初心者やファミリー、カップルにもおすすめです!
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