今江克隆のルアーニュースクラブR「ルアーの水中姿勢の秘密!? クリフハンガー釣法サクレツ!」の巻 第1013回
「吊るし」、「ネッドリグ」、そして「クリフハンガー」
「吊るし」、「ネッドリグ」、そして「クリフハンガー」、この3つの釣り方に共通する考え方が、バスのフィーディング本能を刺激するルアーの姿勢であり、同時にルアーからバスに近づけるのではなく、バスをルアーに呼び寄せる釣り方であると言うことだ。
すでにいわゆる「提灯(チョウチン)釣り」である「吊るし」において、ルアーが水面直下で「垂れてしまわない」で、水平姿勢をキープすることで誘い能力に大きな差が出ることは周知の事実だ。
そして「ネッドリグ」は、ボトムに対して垂直、もしくは45〜70度で立った姿勢をキープできる扁平ジグヘッドを使った釣り方で、いわば「ボトムを壁として吊るす」のような感覚で、その目立つ姿勢と放置でもユラユラ自発的に動くことでバスのフィーディング本能を刺激するとされている。
そして、今回のロケでも大活躍した「クリフハンガー釣法」とは、簡単に言えば垂直岩盤などの岩の壁に引っ掛けた状態で誘い続ける「水中岩盤提灯」もしくは「大岩エッジ提灯」のことである。
「吊るし」が水面のカバーにルアーを持たせ、中層に浮いたバスを喰い上げさせる釣り方であるのに対し、「ネッドリグ」はボトムのエビなどを回遊して探すバスに見付けさせて拾わせる釣り方、そして「クリフハンガー」は、見えない水中の岩などに引っ掛けた状態で、岩盤などにサスペンドするバスに見付けさせて食わせる釣り方である。
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