2020年、テンリュウのレイズ スペクトラに新たに追加機種が登場しました。
追加機種は3機種、先日はRZS61LL トゥイッチンカスタムについて解説しましたが、今回はRZS51LL-BCトゥイッチンカスタムについてご紹介していきます。
出典:天龍
レイズ スペクトラシリーズ初となるベイト機種モデル。
近年、ベイトキャスティングで狙うトラウトゲームが注目を集めています。
今回はトラウトゲームにおけるベイトキャスティングのメリットなども踏まえながらお話していきます。
トラウトゲームにおけるベイトキャスティングのメリット
出典:天龍
トラウトゲームでのベイトリールを使用することで大まかに2点ほどメリットがあげられます。
まず第一に、「手返しの良さ」があります。
スピニングタックルに比べ、回収からのキャストまで素早く行えるので、ルアーを追ってきたトラウトに対しサイドアプローチが可能です。
次に「キャストアキュラシーの高さ」。
バスフィッシングなどでも同様、ベイトリールを使用したキャストは正確性も高く、ピンスポットで狙うトラウトゲームにも非常に有利に働きます。
このほかにもクラッチを切った状態でのバイトに対してのレスポンスやラインの出し入れ、糸フケが出にくい、なども挙げられます。
RZS51LLトゥイッチンカスタムをベイト仕様にチューンしたRZS51LL-BC
LENGTH ( m [ft]) |
PCS. | ACTION | CLOSED LENGTH (cm) |
LURE WT (g) |
LINE (lb) |
REAR GRIP LENGTH (mm) |
ROD WT (g) |
CARBON/GLASS (%) |
PRICE |
1.55[5’1″] | 2 | R | 79.5 | 1-8 | 1-5 | 115 | 72 | 95/5 | ¥51,500 |
すでに出ているスピニングのRZS51LLトゥイッチンカスタムのベイトチューンモデルです。
サブネームにトゥイッチンカスタムとあるように、3~5gといった軽めのルアーの操作に優れたロッドになっています。
出典:天龍
リアグリップ長はスピニングタイプと同じ長さとし、キャスト時にはワンハンドでのキャストを優先した長さとなっています。
出典:天龍
バットガイドには、最新のT-LRVTGを装備。
Kガイドの小口径リングと相まって、非常に軽い仕上がりになっています。
詳細はこちら。
高弾性カーボンを採用したピーキー感の強いロッド!
出典:天龍
このシリーズのロッドは同じくテンリュウから出ているレイズのベイトモデル(RZ4102B-UL・RZ542B-L・RZ712B-MLM)に比べ、高弾性カーボンを使用しているので、ルアー操作に対してダイレクトにアクションを起こします。
特にブランク全体のハリが強く、ロッドのシナリを活かすことが、RZS51LL-BCを使用するカギになります。
キャスト時にしっかりとブランクを曲げなければ、狙いが定まりにくく、スピニングとはまた違う感覚が必要になります。
ハリが強いロッドはキャスト時の中心点が狭く、ラインリリースのタイミングも難しく、ある程度の技術となれが必要。
一方でトゥィッチやジャーク等のルアー操作、ロッドワークに機敏に反応してくれるので、誘いを掛ける際にアングラーの思い通りに操作することも可能になります。
つまり、ルアー操作はもちろん、キャスト、魚を掛けるアクション、ファイトに至るまで、アングラーの操作がよりそのままに伝わる「ピーキー」なロッドに仕上がっています。
入門者モデルでは物足りない、そんなエキスパート仕様です。
RZS51LL-BCのオススメセッティング
出典:天龍
ラインに関してはよりルアーの動きを機敏にしたいときはPEラインの0.4~0.6号がオススメ。
逆にPEラインの動きでは魚に対して強すぎる、そんなときはナイロンラインの4~5lbを使用して少しアクションを弱めるのがいいでしょう。
リールに関しては、最新のベイトフィネスのハイギアタイプでもローギアタイプでも使用するスタイルにあわせて使い分けが可能となっています。
出典:天龍
ルアーは1~8gまで使えますが、メインは3~5gのミノー系を主体にアプローチが最も効果的です。
繰り返しにはなりますが、ピーキー感が強くハマったときの操作性、ピンポイントへのアプローチ、キャストはとにかくピカイチです!
ぜひその性能を使用して実感してみてください。