「ボーダレス」…境界がない・境界が意味をなさないこと。
エサとルアー、魚種というのはある意味「境界」。それぞれに専用のタックルがあり、仕掛けなどが存在。
シマノの「ボーダレス」シリーズはその名前が示す通り、「境界をなくす」というコンセプトのロッドシリーズ。ランディングシャフトシリーズも含めるとそのモデル数は20を超える、様々な魚種をボーダレスに狙えるシリーズ。
その「ボーダレス」シリーズにまた新しいラインナップが登場。
ボーダレス(ソリッドティップ仕様) [BORDERLESS SOLID TIP MODEL]
今回登場するのは、食い込み重視のソリッドティップモデルの4種。
シマノ公式「ボーダレス(ソリッドティップ仕様)」詳細ページはこちら
特長
ボーダレスソリッドティップ仕様は、柔軟で喰い込みが良く、視認性に優れた白色のタフテックαカーボンソリッド穂先搭載モデル。用途としては、筏や堤防からのミャク、さぐり、フカセ釣りなどのエサ釣りから、バチ抜けシーバスのショートバイトや人気急上昇の岸壁際からルアーフォールで釣る黒鯛ゲーム、マイクロジギングなど、繊細さを求められるルアーフィッシングまでをカバー。
チューブラー穂先では喰い込まないシビアな状況下で真価を発揮し、対象魚もアジ、カサゴ、メバルはもちろん、大型のターゲットもスパイラルX+ハイパワーXが生みだすバットパワーで対応。細身のブランクスは風への適応力も備えているのも特筆すべき点。
2020 追加モデル(340・380)は、より握りやすくグリップが効くルアーロッドにも採用されているパーフェクションシートCI4+を採用。
最近、大阪湾を中心に人気が出始めているガンクロという黒鯛ルアーゲームがあります。やり方はエサの落とし込みと全く同じ。
ただハリに付けるのがカニやイ貝か、ワームやグラブかの違いだけ。
エサを使った落とし込みも基本的にはリアクションで喰わせる釣りです。
どちらもまったりとしたソリッドティップを備えたボーダレスなら対応が可能です。
釣果はどちらもほとんど変わりません。
合わせるリールはフォールしやすいLBリールかベイトリールが適しています。
このタックルなら、沖のストラクチャー狙いや、シーバスなどのナブラが立てば、ミノーやジグに付け替え、即座に撃ち込むこともできます。
これは落とし込み専用タックルでは難しい。ボーダレスならではのスタイルだと思いますよ。
出典:シマノ公式HP
追加される4種のスペック
品番 | 全長 (m) |
継数 (本) |
仕舞寸法 (cm) |
自重(g) | 先径(mm) | 適合ルアー ウェイト(g) |
錘負荷(号) | 適合ハリス (号) |
カーボン 含有率(%) |
本体価格 (円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
340MLS-T | 3.40 | 3 | 122.0 | 120 | 0.85 | 0.8~26 | 1~3 | 1~3 | 97.4 | 42,500 |
380MLS-T | 3.80 | 4 | 103.7 | 130 | 0.85 | 0.8~26 | 1~3 | 1~3 | 97.3 | 44,000 |
340MS-T | 3.40 | 3 | 122.0 | 122 | 0.95 | 1~30 | 1.5~4 | 1.5~4 | 97.4 | 43,500 |
380MS-T | 3.80 | 4 | 103.7 | 132 | 0.95 | 1~30 | 1.5~4 | 1.5~4 | 97.4 | 45,000 |
※ML:1号相当
※S(ソリッドティップ)、T(振出)仕様です。
ルアーフィッシングもエサ釣りも、“魚を釣る”ということは同じ。
「ボーダレスに釣りを楽しむ」そんな新しい楽しみ方はいかがでしょうか。